世の中にムダな努力なんて存在しないと思います。
どんなことでも必ず自分の糧になっていくのですから。
でも本当にムダな努力をしている人も中にはいます。
それはムダな時間の使い方をしている人です。
ではムダな努力にならないためには、どうすれば良いのでしょうか。
偉人の名言
「他人からプレッシャーをかけられたときよりも
自分で自分にプレッシャーをかけて働いている方が
人は遙かに大きなことをやってのける」
フランスの自動車会社「ルノー」の取締役会長兼CEOであるカルロス・ゴーンの言葉です。
日産自動車の社長兼CEOも務めました。
いつも仕事で上司に命令され、プレッシャーをかけられながら嫌々はたらいている人が多いような気がします。
でも他人に言われてやっているうちは、良い仕事はできません。
それに比べて、自分自身で「今のままではいけない」と気づき、さらに上を目指すとき、大きな何かを成し遂げることができるのではないでしょうか。
仕事も恋愛も遊びも本気でやること
仕事も恋愛も、遊びでさえも、自分から率先して取り組み、どうしたらもっと良くなるのかを考えることが、人生を大きく変える一歩につながります。
仕事を頑張れば、恋愛も遊びも心の底から楽しめる。
恋愛がうまくいけば、仕事も遊びもパワーアップする。
遊ぶことが楽しいときは、仕事も恋愛も成功する。
そう思います。
仕事が好きな人なんて、ほんの一握りの人しかいません。
できれば遊んで暮らしたいと思っています。
でも、本当に遊びだけで楽しい人生が送れるのでしょうか。
言い訳をする人は、そこで諦めることを意味する
本を読んだり、テレビを観たりして、情報を吸収する脳のチカラがあるから達成感を得られます。
脳は使わなければあっという間に退化し、使えば使うほど進化しつづけます。
人からダメ出しをされて、言い訳をする人は2種類に分かれます。
言い訳をして、自分の行いを正当化する人と悔しくて努力を重ねる人です。
言い訳をして正当化する人は、こんなに頑張っているのだから、これ以上はムリだと主張します。
でも自分がやる気になれば、もっとスゴイことができると思っています。
つまり自分のことを「やればできる」と思っているのです。
やればできるのなら、今すぐやればいいだけ。
やらなければ、できない人と同じです。
現状のままストップしてしまい、成長は絶対にありません。
一方たとえ言い訳をしても、悔しくて「コノヤロー」と思う人もいます。
でもそれだけでは前者と同じです。
その悔しさをバネに、やけくそでもいいから今以上に努力をする人のことです。
それができれば、必ず自分が成長していることにいつか気づくことができるでしょう。
思うようにできなくて、悔し泣きをすることもある。
逆に何かを成し遂げたときは、うれし泣きをする。
何かあるたびに一喜一憂するのは疲れます。
できれば平穏に暮らしたいと思うでしょう。
でもその悔しさや喜びがあるから、人は成長できると思うのです。
【もっと上を目指せ】と熱く語る人は、上になる意味を勘違いしている
「もっと上を目指せ」と熱く語る人がいますが、聞いているこちらが暑苦しくなります。
たいていの人は、語っているだけで実行に移さない人だからです。
それどころか、上に行くという意味を勘違いしている人も多いです。
上に行くということは、「仕事をしなくても良くなる」とか「偉そうに部下に指図できる」ことだと思っている人もいるようですが、本当の意味は真逆です。
上に行くということは、今まで以上に仕事が増え、さらに責任も重くのしかかってきます。
本当の努力をしなかった人が、そのプレッシャーに耐えられるとは思えませんし、そもそも上には行けません。
本当に努力をしている人は、それを「自分はこんなに頑張っている」なんて公言しません。
ただひたすら頑張っていれば、わかる人にはわかるものなのです。
わかる人は、もちろん仕事のできる人でしょう。
ムダな努力は本気でやらないこと
うわべだけの努力を褒めたたえるような人は、それくらいの努力しかしなかった人です。
そもそも頑張る方法が間違っている人もいます。
「そんなことをいくら頑張っても、上には行けませんよ」と思うこともあります。
だとしても、本気で頑張っているのなら、何かの役には立つでしょう。
ムダな努力なんてありませんから。
もしムダな努力があるとすれば、【ムダな時間の使い方をしている人】です。
このような人は、頑張っているフリだけしています。もちろん何も身についていません。
それこそムダな努力です。時間のムダです。ひいては人生のムダです。
どうせ時間を使うなら、有効に使って人生を変えてみることです。
そろそろムダな努力は卒業しましょう。
本気で何かに取り組んでいれば、時間が足りないと感じます。
やるべきこととやりたいことがたくさんありすぎて、時間が足りなくなってしまうのです。
でも時間をムダにしている人も、時間が足りないと思っているでしょうね。
その場合は手元に何も残らないので、自分でいつか気づきます。
「自分には何もない」
「自分には価値がない」
もしそう感じたら、日々の生活を見直してみると良いでしょう。
きっと自分の欠点に気づけるはずです。
ムダな努力はムダじゃない!
よく「そんなことしてもムダな努力だよ」と言う人がいますが、決してそんなことはありません。
ムダな努力なんてないのです。
少なくとも努力をしたのは事実です。
だったらそれはムダではないとわかるはずです。
一見ムダに見えることでも、しっかりとまっとうすることで生きる力が湧いてくることでしょう。