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日焼け予防に効果的な食べ物で体の内側から紫外線対策

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食べる日焼け止めで紫外線対策!

日焼け止めクリームで紫外線対策をしている人は多いと思いますが、食べ物にも日焼け止め効果があることをご存知ですか?

食べ物の中には、紫外線による肌ダメージを予防したり、回復させたりする効果が期待できるものがあるんです。

これはまさに、食べる日焼け止めですね!

そこで今回は、日焼け予防に効果的な食べ物についてご紹介します。

体の内側からの紫外線対策で、いつまでも白い肌をキープしていきましょう!

日焼け予防に効果的な食べ物で体の内側から紫外線対策

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紫外線を浴びると、体内に活性酸素が発生し、メラニン色素をたくさん作り出します。

それが皮膚内に沈着するとシミになり、白い肌をキープできなくなってしまいます。

このような紫外線による肌ダメージは、肌が老化する原因の約8割を占めると言われています。

白く美しい肌をキープするには、何としても日焼けを予防したいところですね。

そのために日焼け止めクリームを塗っている人は多いと思いますが、時間が経つと効果が下がってしまったり、正しい塗り方をしないと効果が発揮されなかったりすることがあります。

日焼け止めクリームだけでは、日焼けを予防できないこともあるんです。

そこで効果的なのが、食べ物で体の内側から紫外線対策をすること。紫外線を浴びることで発生する「活性酸素」を除去することで、日焼けによる肌ダメージを防ぐことができます。

その効果が期待できる食べ物は、抗酸化作用の高い食べ物。では、どのような栄養素が日焼け予防に効果的なのか見ていきましょう。

日焼け予防に効果的な栄養素とは?

まずは、日焼け予防に効果的な栄養素からご紹介します。どのような栄養素に日焼け予防の効果があるのか見ていきましょう。

ビタミンA・βカロテン

ビタミンAは、皮膚や粘膜を健康な状態にし、肌ダメージを回復してくれる栄養素です。レバーなどに多く含まれていますが、摂り過ぎには注意が必要です。

また、緑黄色野菜に多く含まれる「βカロテン」は、体内でビタミンAに変換されます。

必要に応じてビタミンAに変換されるため、緑黄色野菜を摂れば、ビタミンAの摂り過ぎになることは少ないでしょう。

ビタミンC

ビタミンCは「メラニン」の生成を抑え、シミとして肌に色素沈着するのを防ぐ働きがあります。

また、メラニン色素を無色化する作用もあり、できてしまったシミを改善する効果も期待できます。

さらに、ビタミンCはコラーゲンの生成を助け、肌の老化を防ぐ効果があります。アンチエイジングや美肌効果を狙うなら、ぜひ摂りたい栄養素です。

ビタミンE

ビタミンEは、血行を良くし、肌の新陳代謝(ターンオーバー)を促す効果があります。

シミの元である「メラニン」は、ターンオーバーが活発になることで排出されていくため、ビタミンEにはシミを予防する効果があります。

また、ビタミンEは「若返りのビタミン」とも呼ばれ、アンチエイジング効果があることで知られています。

抗酸化作用が高く、日焼け予防に効果がある上、肌にハリを与える効果も期待できます。

リコピン

リコピンには強い抗酸化作用があり、その効果は、ビタミンEの100倍とも言われています。

美肌効果があるのはもちろん、日焼けによるメラニンの生成を抑え、シミをできにくくする効果が期待できます。

ビタミンB2

ビタミンB2は、皮膚や粘膜の健康を保ち、肌の新陳代謝(ターンオーバー)を促す作用があります。

タンパク質

タンパク質には皮膚や筋肉をつくる効果があり、人間にとって欠かせない栄養素の1つ。

他の栄養素の働きを活発にするには、タンパク質が十分に摂れていることが大切です。

朝食べるのが効果的! 日焼け予防に効果的な食べ物

日焼け予防に効果的な食べ物を朝から食べて、しっかりと日中の紫外線対策をしたいですよね。日焼け予防に効果的な食べ物は2種類あり、1つは「朝食べて日焼けを予防する食べ物」、そして2つめは「日焼け後の肌を回復させる食べ物」です。

ではまず、朝食べて日焼けを予防する食べ物からご紹介していきましょう。

アボカド

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アボカドはビタミンEが豊富に含まれている上、ビタミンA(βカロテン)とビタミンCも含まれています。そのため、朝でも夜でも、どちらで食べても日焼け予防に効果的です。

「脂質が多くて高カロリーなのでは?」と気になる人もいると思いますが、アボカドに含まれる脂質は「オレイン酸」や「リノレン酸」などの良質な脂質なので、美容や健康に良い効果がありますよ。

アボカドは「森のバター」と呼ばれるほど栄養価が高く、アンチエイジングや美肌効果が高いので、ぜひ日焼け対策に利用したいですね。

ブロッコリー

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ブロッコリーには、ビタミンA・C・Eが含まれています。

この3つのビタミンは、合わせて「ビタミンACE(エース)」と呼ばれ、これを同時に摂取できるブロッコリーは日焼け予防に効果的です。ビタミンA・C・Eは、同時に摂取することで体に吸収しやすくなると言われています。

また、ブロッコリースプラウトに含まれる「スルフォラファン」は、メラニンの生成に関わるチロシナーゼという酵素の働きを抑制する効果があります。

そのため、シミやそばかすを防ぐ効果が期待できるのです。朝食には、ぜひブロッコリーを取り入れてみましょう。

イチゴ

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イチゴにもビタミンACEが含まれています。ただし、イチゴは食べ方にちょっとした注意点があります。

イチゴに含まれるビタミンCは、水溶性ビタミンのため水に溶け出しやすい性質があります。

そのため、ヘタを取ってから水で洗うと、ビタミンCが流出してしまうのです。イチゴを食べる際には、ヘタを取らないで洗って、食べる直前にヘタを取るようにしましょう。

アーモンド

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アーモンドには、ナッツ類の中でもとくにビタミンEが豊富に含まれています。アンチエイジング効果も高いのですが、日焼け予防に効果的。

サラダにまぶして食べたり、小腹が空いたときのおやつとして食べたりするのにも重宝しそうですね。

ただし、油で揚げたり、塩や砂糖がまぶしてあったりするアーモンドには注意が必要です。

加工してあるアーモンドは、塩分や糖分、脂肪分などが多いので、できれば「素焼きアーモンド」を選びましょう。

トマト

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トマトは、リコピンが豊富に含まれていることで有名ですよね。ビタミンAとビタミンCも含まれているため、日焼けを予防するのに効果的な食べ物です。

慌ただしい朝食で摂るなら、トマトジュースが手軽でおすすめ。

また、トマトは生で食べるよりも、加熱したほうがリコピンをたくさん摂れるので、トマトスープを作り置きして、チンして食べるのも良いかもしれませんね。

スイカ

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あまり知られていませんが、実は、トマトよりもスイカのほうが、リコピンが多く含まれています。

朝食で食べるのはむずかしいかもしれませんが、昼食のデザートやおやつとして食べると良いでしょう。

スイカはちょうど夏が旬なので、日焼けしやすい夏の時期には積極的に食べたいですね。

また、スイカには体を冷やす作用があるので、熱中症予防にも効果的。ただし、食べ過ぎるとお腹が冷えて、お腹を壊してしまうこともあるのでご注意を。

バナナ

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朝食にぴったりのバナナにはビタミンCが含まれているため、日焼け予防に効果的な食べ物です。

カリウムや食物繊維も豊富に含まれているので、便秘解消などのデトックスにも効果的。便秘になると肌のターンオーバーが遅れがちになるため、紫外線対策としても便秘は解消しておくことが大切です。

また、素早くエネルギーになるため、食欲がない朝のエネルギー補給にもおすすめです。

夜食べると効果的! 日焼け後に食べると効果的な食べ物

次に、夜食べると日焼け対策になる食べ物についてご紹介します。日焼け後に食べることで、肌状態を回復させてくれますよ。

柑橘系のフルーツ

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日焼け後に食べると効果的な食べ物は、柑橘系のフルーツです。レモンやオレンジ、グレープフルーツなどの柑橘類は、夜に摂るのが効果的。

日焼け後に摂ると、ビタミンCの効果でメラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐ効果があります。また、コラーゲンの生成を促して、肌の修復をサポートする効果も期待できます。

タマゴ

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日焼け後は、紫外線によって受けた肌ダメージを回復しなければいけないので、皮膚をつくる栄養素であるタンパク質を摂りましょう。

その中でも、タマゴは栄養バランスが良く、アミノ酸も含まれています。他の栄養素の働きを良くするには、タンパク質を欠かさないようにすることが大切です。

うなぎ

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うなぎにはビタミンAが豊富に含まれています。ビタミンAは、皮膚や粘膜を強くする働きがあるため、日焼け後の肌を回復させる効果が期待できます。

うなぎは夏バテ予防にも効果的なので、何かと夏には重宝する食べ物ですね。

また、ビタミンAを摂るなら、緑黄色野菜もおすすめ。とくに、かぼちゃにはビタミンA・C・Eが含まれていて、油と一緒に摂ると吸収が良くなります。

納豆

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納豆にはタンパク質が豊富に含まれているのはもちろん、皮膚や粘膜を健康に保つ「亜鉛」も含まれています。

また、ビタミンB群の一種である「ビオチン」も含まれていて、肌の新陳代謝(ターンオーバー)を促す作用があります。

その結果、乾燥肌を防いだり、肌ダメージを回復させたりする効果があります。そのため納豆は、日焼け後にぜひ摂りたい食べ物の1つです。

紫外線対策にNGな食べ物とは?

ここまでは、「日焼け予防」や「日焼け後のケア」に効果的な食べ物をご紹介しましたが、最後に、紫外線対策にNGな食べ物をご紹介します。食べ物や日焼け止めクリームで紫外線対策をしても、日焼けのダメージが悪化する食べ物を摂ってしまうと、せっかくの効果が台無しになってしまいます。

では、どのような食べ物がNGなのか見ていきましょう。

朝に食べるとNGな食べ物

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朝は、紫外線多く浴びる時間帯ですよね。紫外線を浴びる前に摂ると、日焼けしやすくなる食べ物があります。それが「ソラレン」を含む食べ物。

ソラレンとは「光毒性物質」と呼ばれていて、紫外線を吸収しやすくなってしまう成分なのです。そのため、朝食では摂らないようにしましょう。

ソラレンが含まれる食べ物は、

  • きゅうり
  • アセロラ
  • キウイ
  • グレープフルーツ
  • レモン
  • パセリ
  • パクチー
  • 三つ葉

などです。

おもに柑橘系のフルーツ全般はNGです。ソラレンの作用は、食べてから2時間でピークになり、7時間で消滅すると言われています。そのため、夜に摂るなら問題はありません。

紫外線対策にNGな食べ物

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朝に限らず、紫外線対策にNGな食べ物もあります。それは、糖分や脂肪分の多い食べ物。

菓子パンやケーキなどの糖分の多い食べ物を摂り過ぎると、肌の糖化がすすみ、くすみの原因になります。

また、ターンオーバーが遅れがちになることでメラニンがたまり、シミができやすくなってしまうのです。

さらに、ファストフードやコンビニ弁当には食品添加物が多く含まれていて、体内で活性酸素が発生し、シミやシワなどの原因になります。

紫外線対策に良くない飲み物

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食べ物だけでなく、紫外線対策に良くない飲み物もあります。その中でもとくにNGなのが、アルコールです。

アルコールを飲むと体内の水分量が減り、紫外線によって乾燥しがちな肌が、さらに乾燥してしまう原因になります。

また、アルコールを飲むと肝臓で分解するため、肌のダメージを回復する機能が低下してしまうことも。

夏はビールで一杯やりたいところですが、肌をキレイに保つためには控えめにしましょう。

紫外線対策に良い食べ物と塗る日焼け止めの併用がベスト!

日焼け予防に効果的な食べ物と、日焼け後に食べると効果的な食べ物についてご紹介しました。また、紫外線対策にNGな食べ物や飲み物もご紹介したので、これらをできるだけ控え、紫外線対策に効果的な食べ物を摂るようにしましょう。

ただし、食べ物だけで完全に日焼けしないというわけではありません。そのため、塗る日焼け止めと併用するのがベストです。日焼け予防に効果的な食べ物は抗酸化作用が高いので、紫外線対策だけでなく、美容や健康のためにも普段から積極的に摂りましょう!