胸が小さいのは、遺伝と関係してるの？
胸が小さくて悩んでいる人は、「お母さんの胸が小さいから、私も小さいんだ」とあきらめている人が多いのではないでしょうか？
親子って、顔も体型も似ていて、性格まで似てるから胸の大きさも遺伝すると思いますよね。たしかに遺伝も関係していますが、遺伝だけで胸の大きさが決まるわけではありません。
そこで今回は、胸の大きさは遺伝するのかについてご紹介します。遺伝のほかには、どのようなことが関係しているのか見ていきましょう！
目次
胸の大きさは遺伝するのか？
「胸の大きさは遺伝だから、小さくても仕方ない」と思っている人は多いのではないでしょうか？ でも、もし胸の大きさが遺伝ではないとしたら……？
そこで、胸の大きさは遺伝するのか、また、なぜ大きな胸の人と小さな胸の人がいるのか、その真相に迫ってみましょう。
なぜ胸の大きな人と小さな人がいるの？
「胸を大きくしたい」と思っている女性は、きっと他の人よりも胸が小さくて、悩んでいることでしょう。そもそも、なぜ胸が大きな人と小さな人がいるのでしょうか？
胸は、3つの組織で構成されています。「乳腺」「脂肪」「筋肉」の3つで構成され、その中でも乳腺が胸の大きさに深く関係しています。
乳腺が発達していると、それを守るために脂肪がつき、大きな胸ができるのです。この「乳腺」は10代の頃に発達しますが、乳腺の大きさは遺伝しないと言われています。
つまり、胸の大きさは遺伝しないのです。10代の頃に、どれだけ乳腺を発達させることができるか、によって胸の大きさが変わります。
胸の大きさが遺伝する確率は30～40%
とはいえ、「やっぱり胸の大きさが遺伝しているのでは？」と感じる親子もいますよね。実は、胸の大きさがまったく遺伝しないわけでもないんです。
母から娘に胸の大きさが遺伝する確率は、30～40%だと言われています。では、遺伝以外の残り60～70%は、何が胸の大きさと関係しているのでしょうか？
それは、子ども時代の過ごし方が関係しています。
子ども時代から胸にいい生活を送っていれば、胸が大きくなる可能性があります。子ども時代の環境は、親がつくり上げるものなので、親子で同じ生活を送るのは当然のことですよね。
すると、胸も同じように発育するため、同じくらいの胸の大きさになり、まるで遺伝しているように感じるのです。
バストの大きさは生活習慣で決まる
バストが大きくなる仕組みは、バストの中にある「乳腺」が発達することが大きな要素となります。乳腺が発達することで、そのまわりに脂肪がつき、バストが大きくなるのです。
バストの大きさに関わる「乳腺」を発達させるには、女性ホルモンの存在が必要不可欠。女性ホルモンの分泌量が多いほど乳腺が発達しやすくなり、バストが大きくなります。
この女性ホルモンの分泌量に大きく関係しているのが「生活習慣」なんです。そのため、バストの大きさは生活習慣で決まります。
睡眠不足や不規則な生活、ストレスや偏った食生活などによって女性ホルモンの分泌量が減ると、胸が小さくなってしまいます。
とくに、成長期である18歳までの生活習慣によって、胸の大きさがある程度決まってしまうといえるでしょう。
胸が小さいのは、子ども時代の過ごし方が関係している
胸の大きさは、遺伝によって決まるとは限らないことがわかりましたが、子ども時代の過ごし方が大きく関係しています。
子ども時代の生活習慣によって、胸が大きくなるか、小さくなるかが、ほぼ決まってしまうのです。
では、どのような生活習慣が胸の大きさを左右しているのでしょうか？
塾や夜更かしで睡眠時間が短かった
女性の胸にとって大切な時期は、成長期だと言われています。成長期は10～18歳なので、小学4年生～高校生。
この時期に、塾や勉強で夜更かししてしまうと、睡眠不足によって女性ホルモンの分泌が減り、胸の成長を妨げてしまいます。
成長期は、少しずつ大人の体つきになっていく大事な時期。その時期に睡眠不足になると、胸が大きくならないのはもちろん、大人になってからも健康面で心配が出てきます。成長期は、無理をせずにしっかり眠ることが大切ですよ。
過激なダイエットをした
遺伝以外で胸が小さくなってしまう理由は、成長期に過激なダイエットをして、栄養不足になったことが考えられます。
バストアップには栄養が必要で、その栄養を胸までしっかり届けることが大切なのです。
しかし最近は、小学生のうちからダイエットをする女の子もいて、とても心配な状況です。美意識が高いことは素晴らしいのですが、女性の体はデリケートなので、若いうちから体のことをもっとしっかり考えなければいけません。
若いうちに無理なダイエットをくり返していると、胸が小さくなるだけでなく、生理や妊娠にも悪影響を及ぼしてしまう恐れがあります。大人になってから後悔しても、もう時間は戻せないんですよ。
ストレスの多い生活をしていた
遺伝以外で胸が小さくなる原因は、成長期のストレスも関係しています。成長期は多感な時期なので、大人が考えている以上に悩みやストレスを抱えている子が多いんです。
そんな多感な年頃は、学校と家庭が世界のすべてだと思っているため、とても狭い世界で生きています。そんな狭い環境によるストレスは、デリケートな女性の体に悪影響を及ぼしてしまうんです。
たとえば、家庭で両親の不仲があったり、学校でいじめにあったりすると、それが大きなストレスとなり、女性ホルモンの分泌が減ってしまいます。
その結果、胸が大きく育たずに、小さくなってしまうのです。
お菓子などのジャンクフードばかり食べていた
小学校から中学生の頃って、とくにお菓子が大好きなお年頃ですよね。学校から帰って来て、テレビを観ながらお菓子を食べたりしていませんでしたか？
小腹が空いたら、カップラーメンをいそいそと食べていませんでしたか？
このようなジャンクフードばかり食べていると、若いうちから女性ホルモンの分泌が減ってしまい、胸が育たないまま大人になってしまいます。
体は食べた物でつくられるので、食べ物の栄養はとっても大事。できるだけ自然の食材を使った料理で、栄養バランスも考えた食事をしなければいけません。
今からでも遅くはないので、食生活を整えて胸を大きくしていきましょう。
胸が大きくなる生活習慣
女性ホルモンは、大人になってからも分泌されているので、今からでも生活習慣を改善すれば、バストアップできる可能性があります。では、どのような生活を送れば胸を大きくすることができるのでしょうか？
栄養バランスの良い食事を摂る
胸を大きくするためには、栄養バランスの良い食事を摂ることが大事。バストアップに必要な栄養をしっかり摂り、胸までその栄養を届けることで胸が大きくなるからです。
そのため、過激なダイエットは禁物。栄養不足になると胸にハリがなくなり、バストダウンの原因になります。
とくに積極的に摂りたい栄養素は、女性ホルモンと似たような働きをする「大豆イソフラボン」や、バストアップ効果のある「ボロン」など。
大豆イソフラボンは大豆製品に含まれていて、ボロンはキャベツやリンゴなどに含まれています。
しっかり睡眠をとる
仕事が忙しい人や、夜更かしばかりしている人は、睡眠不足になることで女性ホルモンの分泌量が減ってしまいます。
女性ホルモンは、乳腺を発達させるために必要なものなので、睡眠不足になると乳腺の発達を妨げ、バストダウンしてしまう可能性があります。
女性ホルモンの分泌を活発にして胸を大きくするには、しっかり睡眠をとることが大事。女性にとって睡眠は、美の宝庫なんです。
とくに、22～2時のゴールデンタイムに眠っていると、女性ホルモンの分泌が活発になり、バストアップ効果が高まりますよ。
自分に合ったブラジャーをつける
胸を大きくするには、自分に合ったブラジャーをつけることは必須です。ブラジャーのサイズが合わないと、胸の形が崩れたり、胸が小さくなったりしてしまうのです。
サイズの小さいブラをつけていると、胸を圧迫して血行が悪くなり、バストダウンの原因になります。
逆に、サイズの大きなブラをつけていると、しっかり胸を支えることができず、垂れ胸になってしまう恐れがあります。
いずれもバストダウンの原因になるため、バストアップを目指す人は、必ず自分に合ったブラジャーをつけるようにしましょう。
体を冷やさない
胸が大きくなる生活習慣は、体を冷やさないことが大切です。体が冷えると血行が悪くなり、胸に栄養が届かなくなってしまいます。せっかく胸を大きくする栄養を摂っても、血行が悪いと意味がないんです。
体を冷やさないような服装をしたり、入浴や運動で体を温める生活習慣を心がけましょう。女性の体は、決して冷やさないことが大切です。
ストレスをためないようにする
胸が大きくなる生活習慣に、ストレスは大敵です。ストレスを感じると体の血行が悪くなり、バストまわりの血行も悪くなります。
すると、栄養や女性ホルモンが胸まで届かなくなり、胸が小さくなる可能性があります。
また、ストレスがたまることでホルモンバランスが崩れると、やはり胸が小さくなる可能性があります。
胸を大きくするためには、ストレスをためずに上手に解消することが大事。自分なりのストレス解消法を考えておくと、毎日快適に過ごせるようになるでしょう。
タバコとカフェインを控える
女性ホルモンの分泌を減らす嗜好品としては、「タバコ」や「カフェイン」が挙げられます。タバコは美容と健康に悪い影響しかありませんから、できれば今すぐにやめたほうが良いでしょう。
また、コーヒーなどに含まれるカフェインは、血管を収縮する作用によって血行が悪くなり、その結果バストダウンにつながります。
コーヒーを毎日たくさん飲む人は、そうでない人よりも胸が小さい傾向があるそうです。
胸の大きさは、遺伝だけで決まらない
胸の大きさは遺伝するのかどうかについてご紹介しました。胸が大きい人と小さい人の違いは遺伝だけではなく、生活習慣が大きく関係していることがわかりましたね。子ども時代の過ごし方も大事ですが、今からでも遅くはありません。少しでも早く始めれば、胸が大きくなる可能性はあります。胸を大きくする方法は、健康や美容とつながっているので、女性らしさを磨くためにもぜひ実践してみてくださいね！
