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かかとのガサガサを治す方法|きれいなツルツルかかとにする乾燥対策

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かかとのガサガサをツルツルにする乾燥対策

朝の時間がない時にかぎって、ストッキングが引っかかって伝線してしまう。

靴下を履いたときに、ザラザラとした感じがする。

そんな、かかとのガサガサに悩んでいませんか?

普段から自分では見えにくい場所なので、ついついケアを怠りがちですが、人からは良く見える場所なんです。

ガサガサかかとのままでは、夏に素足でサンダルを履けないし、冬はパックリひび割れてしまうことも。

痛くて歩けなくなる前に、しっかりと自宅でケアしておきましょう。

今回は、きれいなツルツルかかとになる対策をご紹介します。

かかとが白く、カチコチに硬くなる原因とは?

冬だけでなく、夏でもかかとが白く粉をふき、硬くなってしまうことがありますよね。

冬は乾燥がひどくなると、パックリとひび割れてしまうことがあり、夏は裸足でいるのが恥ずかしいくらいに、白く硬くなってしまうことがあるかもしれません。

クリームでケアしているのに、すぐに乾燥してなかなか治らないですよね。

なぜかかとは乾燥しやすく、カチコチに硬くなってしまうのでしょうか?

かかとは体の中で、いちばん乾燥しやすい場所

冬になると肌が乾燥しやすくなりますが、かかとは体の中でいちばん乾燥しやすい場所なのです。

その理由は、体のいちばん末端だから。

水分は血液とともに体じゅうを巡っていきますが、体の末端は血流が悪くなりやすい場所なのです。

そのため冷えや乾燥が起こりやすく、その中でもかかとは水分(油分も)を溜め込む「皮脂腺」がないので、乾燥しやすいと言われています。

では、かかとのガサガサを治すために、乾燥して硬くなる原因から見ていきましょう。

◆かかとの角質(皮膚の垢)がたまっている

肌は本来ターンオーバーによって、古くなった角質が、皮膚の垢として剥がれていきます。

かかとの皮膚も、本来ならばターンオーバーによって角質が剥がれていくのですが、先ほど言ったように、かかとは血行が悪くなりやすい場所。そのため、新陳代謝がうまく機能してくれないことがあります。

すると、剥がれ落ちるはずの古くなった角質が皮膚に残り、どんどん厚くなってしまうのです。それに加えて乾燥も進行するため、どんどん硬くなってしまうというワケ。

これがひどくなるとクリームを塗っても治らず、「角化症」という症状になることがあります。この角化症も、やはり血行不良が原因の1つだと言われています。

◆歩く時に体重や摩擦で負担がかかっている

人は歩く時、かかとで体重を支えていますよね。また地面に接しているのも、やはりかかとです。そのため、かかとに全ての負担がかかっていることになります。かかとは、かなり頑張っているのですね。

また歩く時は、靴下や靴との摩擦が起こります。つねに皮膚がこすれているため、肌を守るために、角質がどんどん厚くなってしまうのです。

角質は、たまり過ぎると厄介ですが、じつは肌を守る役割もあるのです。

◆かゆくない水虫の可能性も

水虫なんて聞くと、「ちゃんとキレイにしてるもん」と言いたくなりますが、清潔にしていても水虫になることがあります。

たとえば温泉やスポーツジムなどの共同浴場には、大勢の人が出入りしています。その中に、水虫の人がいてもおかしくないですよね。

水虫は伝染する病気ですから、足拭きマットなどの共有によって、知らず知らずのうちに感染している場合があります。

それに水虫は、かゆくない症状の場合もあります。かかとの水虫の症状としては、白く乾燥したり、皮が剥がれたりすることが多いようです。

心当たりのある人は、早めに皮膚科を受診したほうが良いでしょう。治療薬でないと、治らない可能性が高いです。

かかとのガサガサには、3つのタイプがある

これから、かかとのガサガサの治し方をご紹介しますが、タイプによって適切な治し方が違います。

かかとのガサガサは大きく分けて3つのタイプがあるので、あなたの症状に合った治し方をチェックしてみてください。

  • 「白く乾燥する」
  • 「角質が硬く厚くなる」
  • 「ひび割れて痛い」

の3つのタイプがありますが、順番に治し方をご紹介していきますね。他のタイプの治し方でも、効果がありそうなら試してみてください。

まずは「白く乾燥するタイプ」から見ていきましょう。

白くガサガサになったかかとの乾燥対策

そこまで角質が硬くなっていないけど、かかとが白くガサガサになっている人の乾燥対策をご紹介していきます。

ラップでしっとり「かかとパック」

クリームで保湿しても、かかとの乾燥がなかなか治らない場合には「かかとパック」がオススメ。この方法は、角質が硬くなっている人にも効果的ですよ。

  1. お風呂上がりに、ティッシュに「化粧水」を染みこませて、かかとにかぶせます。
  2. そこへラップを巻きつけて、5分程度そのままにします。
  3. ティッシュを剥がしたら、保湿クリームをしっかりすり込んで、靴下を履きましょう。

角質が硬くなっている人の場合は、ラップの上から「蒸しタオル」で包むと効果的です。

かかと専用クリームで保湿する

かかとパックもいいけど、そこまで手間をかけたくない人は、かかと専用の保湿クリームを使うことをオススメします。

ロングセラー商品である「ユースキン」は、かかと用の靴下がついているので、かかとケアに最適です。他にもかかと専用クリームは、いろいろなタイプが販売されているようです。

いつもはハンドクリームやボディクリームを使っているかもしれませんが、それでは保湿力が足りない場合があるので、かかと専用クリームを使うようにしましょう。

かかとは他の場所とちがって皮膚が厚いので、普通のクリームでは浸透しにくいのです。

かかと専用クリーム以外では、「ワセリン」や「ニベア」なども、油分が多いのでオススメです。

クリームを塗った後は、乾燥を防ぐためにも、靴下を履きましょう。

角質で硬くなったかかとのガサガサを治す方法

すでに、かかとの角質が硬くなっている人は、どのような治し方があるのでしょうか?

先ほどの「かかとパック」はとても効果的ですが、それ以外にも良い方法があるのでご紹介します。

尿素入りの保湿クリームで、かかとを柔らかくする

かかと専用クリームにも配合されていることが多い「尿素」。

尿素には、角質を柔らかくする効果があります。そのためカチコチになったかかとケアには、とっても効果的なのです。

ただし、角質を柔らかくする効果があるということは、それなりに刺激があります。そのため敏感肌の人や、長期的な使用には注意しましょう。

ヤスリやスクラブで角質を落とす

角質が硬くなっている人のかかとケアは、古い角質を落とすことが大切です。角質が厚く硬くなっている状態では、保湿成分が浸透されません。

そのためヤスリやスクラブで、古い角質を削り落とすことから始めましょう。

◆ヤスリの使い方

  1. お風呂上がりで、角質が柔らかくなっている状態でヤスリを使います。
  2. ただし、ふやけている状態だと、角質を削り過ぎるので注意してください。
  3. また濡れた状態でやるのも、角質を削り過ぎるので注意が必要です。
  4. ヤスリは一方向にのみ動かします。力を入れ過ぎないように、やさしくこすります。
  5. 終わったら保湿クリームを必ず塗り、靴下を履きましょう。

ヤスリを毎日使うことは避けてください。余計に乾燥しやすくなる場合があります。

◆スクラブの使い方のポイント

スクラブには色々な種類があり、濡れたまま使えるものもあります。日頃から使うことで、かかとの角質が硬く厚くなるのを防ぐことができます。

  1. 毎日だとやり過ぎになる場合があるので、肌の様子を見ながら使いましょう。
  2. 肌が弱い人は、注意して使ってください。
  3. ゴシゴシこすり過ぎたり、長時間こすり続けるのもNGです。
  4. 終わったら、しっかりと保湿して、靴下を履きましょう。

酢を使って角質を剥がれやすくする

お金もかからない意外な方法としては、お酢に足を漬けるという方法があります。お酢は酸なので、古い角質を剥がす「ピーリング効果」があります。

  1. 分量は、お湯「3」に対して、お酢「1」の割合です。
  2. 洗面器などに作って、足を30~60分間漬けておきます。
  3. その後に柔らかめのフットケア用のブラシなどでこすると、角質がはがれ落ちます。
  4. ヤスリは使わないようにしてください。角質を剥がし過ぎる恐れがあります。

お酢には殺菌作用があるため、水虫予防にも効果的です。すでに水虫になっている場合には、治療薬が必要かもしれません。

また冬はブーツなどで足が蒸れやすいので、足の臭い対策にも効果的ですよ。

ひび割れたかかとが痛くて歩けない時の対策

かかとがパックリ割れてしまうと、かかとを着いた時に出血したり、痛くて歩けないことがありますよね。そんなツラいひび割れ対策をご紹介しましょう。

保湿クリームの後にワセリンを塗る

かかとがひび割れてしまうほど、症状がひどい場合には、保湿クリームの後に「ワセリン」を塗ると良いでしょう。

ワセリンはドラッグストアでも売っていて、最近はいろいろなタイプがあります。しかも安く買えるので、生活のさまざまな場面で活躍してくれます。

ワセリンには摩擦をおさえる効果があるため、ひび割れたかかとを保護することができます。

傷口に塗っても大丈夫なタイプが多いので、保湿クリームがしみる場合には、ワセリンだけでも良いでしょう。

かかとを保護するケア商品を使う

かかとのひび割れが痛すぎて歩けない時は、生活に支障が出て、本当に困ってしまいますよね。そんな時には、かかとを保護するケア商品を使うと良いでしょう。

シリコンでできている「かかと保護カバー」というものがあり、歩く時の衝撃をやわらげてくれるそうです。

かかとがひび割れていると、靴下を履くのも痛いですが、シリコンカバーを履いてから靴下を履くことができるので安心です。

パンプスは無理かもしれませんが、シリコン製で柔らかいので、そのまま靴を履くこともできます。

薄手タイプの「かかとケア用靴下」もあるようなので、チェックしてみてくださいね。

ひび割れを改善する市販薬を塗る

冬になるとCMで一度は見たことがあると思いますが、ひび割れを改善する市販薬があります。かかとが痛くて歩けないときは、このような治療薬を塗っておくと良いでしょう。

また、ひび割れ専用の治療薬以外では、「軟膏」も効果的です。軟膏は、切り傷やすり傷、ひび割れなど何でも効く万能薬です。

かかとがガサガサにならないケア方法

かかとのガサガサを治す方法をご紹介しましたが、予防のためにも、日々のケアが大切です。ふだん目にする機会が少ないかかとも、顔と同じように大切にしてあげましょう。

ツルツルになったかかとを維持するためにも、またガサガサかかとをぶり返さないためにも、日々のケアのポイントをご紹介します。

足に負担がかからない靴を選ぶ

毎日のように立ったり、歩いたりして負担がかかっている「かかと」を守るためには、どんな靴を履くかが重要です。

足に合わないキツイ靴は、足に多大な負担がかかっていますので、サイズは慎重に選びましょう。

また、なるべくクッション性のある靴を選ぶことで、かかとへの衝撃をやわらげることができます。

素足で靴を履く人は、かかとケアには良くないので、靴下を履いてかかとを保護するようにしましょう。

足裏マッサージで血行を良くする

かかとに角質がたまって硬くなる原因は、血行が悪いからです。そのため足裏マッサージで、血行を良くすると、かかとのターンオーバーをうながすことができます。

血行が良くなると冷えも回復しますので、新陳代謝を活発にして、ツルツルかかとを維持することができますよ。

足裏マッサージの方法は、「親指」や「こぶし」で指圧します。足裏にはツボがたくさんありますので、どこをマッサージしても効果が感じられるでしょう。

足裏全体の血行を良くすることが目的なので、全体的にマッサージしてみてください。オイルやワセリンを塗ると、力が入りやすくなり効果的です。

こすり過ぎない程度にかかとを清潔にする

かかとのターンオーバーをうながすには、かかとをしっかり洗うことが大切です。とはいえ、むやみにこすり過ぎると、肌に負担がかかって乾燥しやすくなります。

こすり過ぎない程度に、清潔を保ちましょう。

かかとの角質ケアをやり過ぎない

かかとの角質ケアをはじめると、気になって角質を取りすぎてしまうことがあります。かかとの角質を取りすぎると、肌がデリケートになり、歩く時の摩擦で痛くなることがあります。

そのため、かかとの角質がすでに回復している場合には、ケアは週1回程度で充分です。とくにヤスリは、やり過ぎに充分注意してください。

ツルツルかかとで、もう素足も怖くない!

かかとのガサガサを治す方法をご紹介しました。かかとのタイプ別に対策をご紹介しましたので、自分に合った方法でケアしてくださいね。また、せっかくツルツルになったかかとを維持するためにも、日々のケアを心がけましょう。これでもう夏の素足も怖くないですね。