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シミを消す洗顔料の選び方|シミに効く洗顔方法で美しい肌へ

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今すぐシミを消したいなら洗顔を見直そう!

鏡を見ていたら、「今までなかった場所にシミができている!」とガッカリした経験はありませんか?

年齢を重ねていくと、どうしても気になってくるのが「シミ」ですよね。

「できてしまったシミは、メイクで隠すしかない!」とあきらめている人が多いのではないでしょうか?

そんなあなたに朗報です。

じつは、洗顔を見直すことで、シミを消すことは可能なのです。

「洗顔でシミを消すなんて信じられない!」と思うかもしれませんが、その理由をご紹介していきますね。

シミを消す洗顔料や洗顔方法はあるの?

シミができるのは、古い角質がはがれずに、肌の表面に残り続けてしまうことが原因です。

本来ならば、肌の新陳代謝である「ターンオーバー」が正常にはたらくことで、古い角質がはがれ落ち、シミのない美しい肌に生まれ変わります。

ところがターンオーバーが乱れることで、シミの原因であるメラニンが残り、それが色素沈着をして、肌が黒く変色してしまうのです。

これを改善するためには、正しい洗顔をマスターして、シミの原因を排出しやすい肌状態をつくることが大切です。

つまり「ターンオーバーを整えるための洗顔方法」をすることで、シミを消すことが可能になるのです。

では、どのような洗顔方法をすれば、シミを消すことができるのでしょうか?

肌のターンオーバーをうながす洗顔料についても、あわせてご紹介していきます。

シミを消す洗顔方法とは?

あなたは、どのような洗顔方法をしていますか?

もし間違った洗顔をしていると、それがシミの原因になってしまいます。では、どのような洗顔方法が、シミの原因になっているのでしょうか?

シミの原因になる洗顔方法をしていませんか?

シミになる洗顔方法は、「こすり過ぎること」が一番の原因です。

洗顔以外でも、毎日の生活を思い出してみると、肌をこすっていることが意外と多いかもしれません。

  • 洗顔
  • 顔をタオルで拭く
  • 化粧水や乳液などのスキンケア
  • ファンデーションを塗る
  • メイク落とし

このように、毎日気づかないうちに、肌をこすっていることがわかります。

そしてシミができてしまう人は、とくに強くこすり過ぎている傾向があります。

では、なぜ肌を強くこすってしまうのでしょうか?

それは、「肌をキレイにしたい」という思いから、無意識にこすってしまう場合があります。キレイな肌を目指して頑張っていることが、シミを作っていたのです。

◆古い角質や汚れを落とすために、肌をこすってしまう

肌に古い角質が残っていたり、メイクの汚れが残っていると、ニキビや吹き出物の原因になります。このような肌トラブルが起きると、ターンオーバーが正常にできなくなり、シミの原因になることがあります。

ターンオーバーを整えるためには、古い角質を除去することが大切です。

そのため肌をキレイにしようとするあまり、ゴシゴシとこすってしまい、シミをつくってしまうのです。

自分では気をつけているつもりでも、知らず知らずのうちに、こすっている可能性もあります。

この悪循環から抜け出すためには、「正しい洗顔方法」を意識することが大切です。

シミを消す「正しい洗顔方法」とは?

シミを消す洗顔方法とは、「強くこすらないこと」が大前提です。

それを踏まえて、シミを消す正しい洗顔方法を見ていきましょう。

  1. まずは「ぬるま湯」で、肌表面の汚れを軽くすすぎます。
  2. 洗顔料を「ネット」や「手」で、しっかりと泡立てます。
  3. まずはTゾーンに洗顔料をのせ、次に頬とフェイスライン、最後に目元・口元を洗います。
  4. 泡の弾力を利用して、泡を押したり引いたりしながら、顔全体を移動していきます。(こするのではなく、肌に対して垂直方向に動かします)
  5. 洗顔料をぬるま湯で、やさしく洗い流します。
  6. 柔らかいタオルで、肌を押さえるようにして水分を吸い取ります。

ポイントは、手が肌に触れないくらいの力加減で洗うことです。

そのためには、洗顔料がもちもちの濃密な泡になるように、しっかりと泡立てる必要があります。

シミを消す洗顔のコツ

正しい洗顔方法の手順をご紹介しました。では次に、それぞれの注意点やコツをご紹介していきます。

◆洗顔のコツ①ぬるま湯は30~35℃くらい

シミを消す正しい洗顔方法は、洗い流す時の「水温」が重要です。

熱すぎると皮脂を流しすぎてしまい、肌が乾燥してシミの原因になります。

逆に冷たい水だと、毛穴が引き締まり、洗顔料が落としきれない場合があります。

適温は、30~35℃くらいの「ぬるま湯」です。これは、かなり「ぬるい」と感じる水温です。だいたい体温と同じくらいの温度なので、いわゆる「人肌程度」の水温と覚えておきましょう。

◆洗顔のコツ②洗顔料は「手」で泡立てたほうが良い

洗顔料を泡立てる「泡立てネット」を使うのも良いですが、なるべく「手」で泡立てたほうが良いでしょう。

泡立てネットの保管方法によっては、雑菌が繁殖してしまうことがあり、肌荒れの原因になります。またネットだと、キメが粗い泡になってしまうことが多いです。

肌がキレイな人は、たいてい手で泡立てているそうです。そのほうがキメが細かく、濃密な泡ができ上がります。濃密な泡のほうが、汚れを吸着する効果が高いのです。

もちろん洗顔料を泡立てる前に、手をキレイに洗っておくことを忘れないでくださいね。

◆洗顔のコツ③洗顔の順番には、意味がある

正しい洗顔方法は、「Tゾーン → Uゾーン → 目元・口元」の順番で洗うことです。

目元・口元は皮膚が薄く、最初に洗顔料をのせると、強い刺激を与えてしまいます。ただでさえ乾燥しやすい目元・口元は、強い刺激が加わることで、肌の乾燥を悪化させてしまうのです。

そのため皮脂が多く、しっかりと洗う必要がある「Tゾーン」を先に洗い、Uゾーンや頬を洗ってから、最後に「目元・口元」を洗うのが理想的です。

◆洗顔のコツ④すすぐ時はシャワーより洗面器のお湯で

洗顔料を洗い流す時は、シャワーを使っている人が多いのではないでしょうか? 弱い水圧ならば、それほど問題はありませんが、水圧が強いと肌が傷つく恐れがあります。

そのため、できれば洗面器にお湯をためて、手ですくって洗い流すほうが良いでしょう。洗顔料が残らないように、しっかりと洗い流す必要がありますが、肌をこすらないように気をつけてください。

◆洗顔のコツ⑤硬いタオルは肌を傷つける

洗顔が終わったら、顔を拭く時にも注意が必要です。古くなった硬いタオルで拭くと、肌を傷つける恐れがあります。ゴシゴシこするのも、シミの原因になるので気をつけてくださいね。

洗顔後に顔を拭く時は、柔らかくて清潔なタオルで、顔を押さえるように水分を吸い取りましょう。

シミを消す洗顔料の選び方

シミを消す洗顔料は、肌に負担がかからないものを選ぶことが大切です。肌に刺激がある洗顔料だと、肌が傷つき、ターンオーバーが乱れる恐れがあります。

ではまず、シミの原因になりやすい洗顔料から見ていきましょう。

肌が乾燥する洗顔料は、シミの原因になる

シミの原因になる洗顔料は、「洗浄力が強いタイプ」です。洗浄力の強い洗顔料で洗うと、さっぱりとした感じがしますが、肌を乾燥させてしまうので注意が必要です。

肌が乾燥すると、ターンオーバーが乱れて、シミの原因になります。

ターンオーバーを乱す「肌が乾燥する洗顔方法」は、以下の3つです。

  • 洗浄力の強い洗顔料を使う
  • 熱いお湯で洗い流す
  • ゴシゴシと肌をこする

このような洗顔方法は、肌の乾燥を招きます。

肌の水分量を適度に保つことが、ターンオーバーを正常にする条件なのです。

先ほどご説明した「シミを消す正しい洗顔方法」を実践して、シミにならない肌をつくりましょう。

使いすぎると、シミの原因になる洗顔料

古い角質が肌表面にたまると、肌がゴワゴワして硬くなります。この状態はシミになるだけでなく、シワの原因にもなってしまいます。

そのため角質を落とす効果のある洗顔料を使うことで、シミを予防・改善することができます。

ただし、使いすぎるとシミの原因になる洗顔料があります。

  • スクラブ洗顔料
  • ピーリング剤・ピーリング石鹸

スクラブ洗顔は、スクラブ剤が肌の表面をこすり、古い角質を除去する効果があります。

ただしスクラブ洗顔は、肌への刺激が強すぎる場合があり、落とさなくて良い角質まで落としてしまう恐れがあります。

「ターンオーバーを正常にする」とは、ターンオーバーを早くするのではなく、「普通にする」のが目的です。適量の角質や皮脂があることで、肌は外的刺激から守られているのです。

そのため、落としすぎもダメということですね。

またピーリング剤は「角質を溶かして落とす効果」のある洗顔料です。古い角質がたまり、ターンオーバーを遅らせている場合には、とっても効果的です。

ただし、使いすぎると角質を落としすぎる恐れがあるため、毎日使うのは良くありません。

とくに肌が弱い人や、皮膚が薄い人は注意が必要です。あなたの肌質や、その日の肌状態を見ながら、上手に使いましょう。

◆洗顔ブラシは、あまり使わないほうが良い

しっかり洗顔したい人にとって、洗顔ブラシは便利なアイテムですよね。毛穴の奥までスッキリ洗えるので、愛用している人も多いかもしれません。

でも肌を強く摩擦する恐れがあるため、「洗顔ブラシ」も、あまりオススメできません。

ブラシや手で洗うのではなく、洗顔は「泡で洗う」というイメージが大切です。

シミを消す洗顔料の選び方

せっかく正しい洗顔ができていても、洗顔料が悪いとシミの原因になる場合があります。どんな洗顔料を使うかが重要になります。

ただし、肌が乾燥しやすい人や、皮脂が多い人など、肌質によって合う洗顔料がちがうため、自分の肌質に合った洗顔料を選ぶ必要があります。

◆洗顔料を選ぶポイントは3つ

シミを消す洗顔料の選び方は、次の3つの条件を満たしているかをチェックしてみましょう。

  • 肌の汚れをしっかり落とせるか
  • 洗浄力が強すぎないか
  • 泡立ちが良いか

そもそも洗顔料は、肌の汚れを落とすために使いますよね。そのため、しっかりと汚れを落とせないと意味がありません。

とはいえ洗浄力が強すぎると、肌が乾燥したり、刺激を与えてシミの原因になります。適度な洗浄力で、汚れを落とせるものがいちばん良いですね。

また肌に負担をかけない洗顔をするためには、泡立ちが良い洗顔料であることが大切です。弾力のある泡を作れる洗顔料を選ぶようにしましょう。

シミに効く洗顔料の種類

シミに効く洗顔料の種類を2つご紹介します。これは毎日使うタイプではなく、角質がたまっている時のレスキューとして使いましょう。

◆酵素洗顔

酵素洗顔とは、パパイン酵素などの酵素の効果で、タンパク質や脂肪を分解し、除去する洗顔料です。

配合されている酵素の濃度が高いと、洗浄力が強い場合もあるのでご注意ください。

ふつうの洗顔料と違うところは、「界面活性剤」を使っていないことです。界面活性剤は、肌の汚れを浮かして落とす成分ですが、肌への刺激が強いと言われています。

それに比べて酵素洗顔はパウダー状であることが多く、界面活性剤を使っていない物が多いのです。(界面活性剤とは、異なる性質の物質を混ぜ合わせる時に使われる……たとえば油分と水分など)

とはいえ、肌が弱い人や肌トラブルが起きている時は、酵素洗顔が刺激になる場合があります。もし肌に合わない時は、使用を中止しましょう。

◆ピーリング洗顔

ピーリング洗顔とは、フルーツ酸などの酸の効果で、古い角質を溶かす作用のある洗顔料です。クリニックでやっている「ケミカルピーリング」のような強さはないので、イメージとしては「ディープクレンジング」という程度です。

とはいえ頻繁に使うことは避け、週に1回~2週間に1回程度にしましょう。

洗い流すタイプのピーリング洗顔のほうが、比較的刺激が弱いと言われています。毛穴のつまりを除去したり、ニキビ予防などにも効果的です。

酵素洗顔と同じように、ピーリング洗顔が肌に合わない場合は、使用を中止しましょう。

シミを予防する方法

シミを消す洗顔方法と洗顔料の選び方をご紹介しました。では、シミを予防するためには、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか?

シミ予防には、紫外線対策が欠かせない

シミを予防するには、紫外線対策が欠かせません。日焼け止めも肌への刺激になるものが多いので、肌に負担がかからない日焼け止めを選びましょう。

紫外線が強い季節だけでなく、1年中対策が必要です。たとえば雨の日や曇りの日、また秋冬の季節でも、紫外線対策をすることが望ましいです。

できるだけ肌をこすらないようにする

肌をこすると、その摩擦がシミの原因になることがあります。そのため洗顔だけでなく、化粧水などでスキンケアをする時も、肌をこすらないように注意しましょう。

またファンデーションを塗る時は、肌にこすりつけるのではなく、ポンポンと肌に乗せる感じでつけると良いでしょう。

良質な睡眠で、ターンオーバーを正常にする

肌のターンオーバーが遅れると、古い角質が残り、それがシミの原因になります。ターンオーバーを正常にするには、正しい洗顔方法が大事です。

洗顔のほかにも、大切なのが「睡眠」です。ターンオーバーは眠っている間におこなわれるので、良質な睡眠をとることが、シミ予防につながります。

ストレスを解消して、ホルモンバランスを整える

加齢とともに女性ホルモンの分泌が減り、ホルモンバランスが乱れやすくなります。ホルモンバランスが乱れると、ターンオーバーも乱れやすくなってしまいます。

そのためホルモンバランスを整えることが、シミ予防につながるのです。

ホルモンバランスを整えるためには、睡眠をしっかりとり、食事での栄養バランスに気をつけ、ストレスをためないことが大切です。

とくにストレスは美肌の大敵ですから、できるだけ早く解消するように心がけましょう。

シミのない白くて美しい肌をつくろう!

シミを消す洗顔方法と洗顔料の選び方をご紹介しました。洗顔が直接的にシミを消すのではなく、正しい洗顔によって、肌のターンオーバーを正常にするということですね。正しい洗顔を実践して、シミのない白くて美しい肌をつくりましょう。