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足首回しで全身のコリを解消する方法

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全身のコリを解消するには足首回しが効果的!

肩こりがひどくて、湿布を貼っても治らない。

寒い時期になると、肩こりがひどくなる。

デスクワークで長時間同じ姿勢でいると、首が痛くなる。

このような痛みに悩んでいる人は、意外と多いのではないでしょうか?

湿布やマッサージで、一時的には気持ち良くなっても、またすぐに痛くなったら意味がありませんよね。

そんな全身のコリを解消するには、足首回しが効果的なんです。

足首を回す効果はコリ解消だけでなく、高血圧や関節痛、肥満や自律神経など、さまざまな不調を改善することができるのです。

今回は、足首回しの驚くべき効果とやり方をご紹介していきます。

足首回しで全身のコリが解消される理由とは?

「足首を回すと肩こりなどが治る」と言われても、なぜ足首回しでコリが解消するのか、不思議に思っている人も多いと思います。

そもそも体がこる原因は、歩き方や姿勢が悪いことで、体に歪みが生じたり、筋肉が硬くなって血行が悪くなることです。

姿勢が悪いと、変な場所の筋肉に負担がかかり、その姿勢を長時間続けることで、筋肉が硬くなってしまうのです。

姿勢が影響を及ぼすのは筋肉だけでなく、骨格を歪ませてしまう場合も多いです。すると、さらに血行が悪くなり、コリがひどくなっていくというメカニズムです。

また、足首が硬いと、歩いているときに着地した足の足首がブレます

このブレは、ごくわずかな揺れなので、自分では気づきにくいでしょう。でも、この足首のブレがあることで、全身の歪みを誘発すると考えられます。

足首から股関節へ歪みが伝わり、骨盤から肩甲骨、そして首にも歪みが連動されていきます。結果的に全身の歪みができて、血行不良を引き起こすことも多いのです。

血行不良になると、高血圧や糖尿病の原因になる場合もありますし、体のバランスが崩れ、首に歪みができると、自律神経の乱れを引き起こす場合もあります。

すると体の症状だけでなく、イライラしたり、落ち込むなどの「うつ症状」を引き起こす場合もあります。このように心身の不調は、すべて繋がっているのです。

これらすべての不調が、足首回しで改善される可能性があります。

すぐに効かなくても、毎日少しずつ歪みを解消していくことで、全身の体調が良くなって、疲れにくい体をつくることもできますよ。

足首回しの6つの効果とは?

足首回しには、コリの解消や生活習慣病を予防する効果が期待できます。
また、関節の痛みやうつ症状の改善などにも効果があり、体のあらゆる不調を改善できる可能性があります。では、足首回しの6つの効果について、ご紹介していきます。

肩こりなど全身のコリを解消

デスクワークなど長時間同じ姿勢でいる人は、猫背になっていませんか? とくにパソコンやスマホを操作していると、前かがみの姿勢になるので、猫背になりやすいのです。

また、首が前傾することで「ストレートネック」になってしまうのも、デスクワークの人の職業病ですよね。

猫背やストレートネックになると、肩から背中にかけての筋肉に負担がかかり、こわばってしまいます。

これが肩こり・首こりの原因の1つです。しかも同じ姿勢で長時間すごすと、血行がかなり悪くなってしまいます。

これを解消してくれるのが、足首回しの効果です。足首を回すことで、いちばん血流が悪くなりやすい「下半身の血行」を良くしてくれます。

足首を回すと、ふくらはぎにも作用して、ふくらはぎの筋肉がほぐれて血行が良くなります。

ふくらはぎは血液を押し上げるポンプの役割をするため、ふくらはぎが柔軟に伸び縮みするようになると、血液を押し上げる力が強くなります。

これで全身の血行が良くなり、肩や首周辺の血流も改善されるというわけです。

ひざ痛・腰痛などの関節痛にも効く

肩こりの解消に効く足首回しですが、「ひざ痛」「腰痛」「股関節の痛み」などの関節痛にも効果的です。もともと関節の痛みは、筋肉と関係しています。

運動不足で筋肉が少なかったり、筋肉のコリで血流が悪かったりすると、関節痛になる場合があります。それが、なぜ足首と関係しているのでしょうか?

足首が硬かったり、筋肉のコリがあると、あらゆる動作をするときに、不自然な動きになってしまいます。

そのときに変な筋肉を使うことで、本来発達すべき筋肉が発達できないのです。

筋肉は、関節の動きをサポートする役割があるため、正しい筋肉を発達させることで、関節痛を改善できます。

そこで必要なのが、足首回しです。足首を柔らかくほぐし、血流をアップすることで、正しい筋肉を使った動作をすることができるようになります。

骨盤の歪みを治して、血流アップ

女性に多い「骨盤の歪み」。毎日少しずつ歪んでいると言われているので、毎日継続して改善する必要があります。

骨盤の歪みがあると、とくに下半身の血流が悪くなり、足が太くなりやすいと言われています。

足首回しをすることで、足の付け根である「股関節の歪み」を解消し、その上にある「骨盤の歪み」も連動して改善することができます。

また骨盤が歪んでいると、ウエスト周辺の血流が悪くなり、ポッコリお腹の原因になります。

足首回しをすることで、お腹から足全体の血流や歪みを解消し、ダイエットを成功させましょう。

足首回しの下半身痩せ効果については、「足首回しダイエットの効果」で紹介しています。

冷え性とむくみの解消

下半身の血行が良くなる効果があると聞いてお気づきの人も多いと思いますが、足首回しには「冷え性」と「むくみ」を解消する効果もあります。

とくに足先だけが冷えるという症状の人も多いと思いますので、毎日の足首回しで改善していきましょう。

下半身は心臓から遠い場所にあるため、血流がなかなか戻りにくいと言われています。下半身の血行不良を改善するには、「足首」がポイントになります。

足首で血流がとどこおってしまうと、ふくらはぎや股関節には、なかなか血液が戻ってきません。そのため、まずは足首の血流を改善するために、足首回しが効果的なのです。

血圧を下げて、高血圧予防

加齢とともに血管が硬くなりやすく、血行が悪くなります。そのため、多くの人が高血圧になる恐れがあると言われているのです。

高齢者のほとんどは、高血圧と言ってもいいくらい、本当に多くの人が抱えている症状ですよね。

足首回しは、血行を促進する効果にすぐれているので、高血圧の予防にも効果的なのです。

高血圧といっても、1日の中で変動しますので、時間が取れるならば、血圧が高くなりやすい状況のときに、足首回しをすると良いかもしれませんね。

自律神経を整えて、心身の不調を改善

ストレスや不規則な生活によって乱れやすいのが「自律神経」です。自律神経が乱れると、体の不調だけでなく、心の不調まで引き起こされます。

とくに自律神経に関係しているのが、「首」だと言われています。

先ほどの「ストレートネック」や、肩こり・首こりの自覚がある人は、イライラしたり、やる気がでなかったりという気分のムラに悩んでいませんか?

それは、自律神経の乱れが原因かもしれません。

足首回しをすることで血流が良くなり、体の歪みも少しずつ解消されていきます。

すると肩こりや首こりも解消され、「何となくだるい」「疲れやすい」などの症状も、少しずつ抜けていくことでしょう。

足首回しは、さまざまな不調の改善に効果があるので、やって損はありません。

足首回しの効果的なやり方

基本的な足首回しのやり方は、座ってやる方法です。他にも、立ったままやる方法や寝ころがってやる方法もあります。それぞれのやり方をご紹介しましょう。

【オススメ】座ってやる足首回しのやり方

足首をいちばん大きく回せる、基本の足首回しのやり方です。他のやり方は、これができない場合にやると良いでしょう。

  1. イスor床に座り、右足を左太ももの上に乗せます。
  2. 右手でつま先を持ち、左手でかかとを持ちます。
  3. そのまま、ゆっくりと足首を回しましょう。10回くらいが目安です。
  4. 反対回しもして、反対の足も同じようにやりましょう。

はじめは足首がポキポキ鳴るかもしれませんが、もし痛かったら中止するか、ゆっくりと痛くない範囲で回してください。

そして、少しずつ回数を増やしたり、大きく回したりすると良いでしょう。

寝転がってやる足首回しのやり方

お風呂上がりや寝る前にオススメの足首回しのやり方です。これは、血液やリンパを流し、足のむくみを解消できる方法です。

足がむくんでいる1日の終わりや、足がだるい時にやると良いでしょう。

  1. 仰向けに寝ころがり、両足を上に上げます。
  2. 両足同時に、内回し、外回しを10回ずつやりましょう。
  3. 最後に、足と手をブラブラと揺らして終了です。

手首と足首をブラブラと振ると、血圧を下げる効果があると言われています。日頃からブラブラしていると良いですよ。

たとえば、血圧が上がりやすい朝、寒い場所に行ったとき、緊張したときなどは、手首足首をブラブラしましょう。気分的にもリラックス効果があります。

骨盤矯正に効く足首回しのやり方

骨盤の歪みが気になる人は、このやり方で足首回しをやってみてください。

  1. 仰向けに寝ころがり、足を肩幅くらいに開きます。
  2. 両手を上に上げます。(空中ではなく、床の上です)
  3. 両足を同時に内回し、外回しを10回ずつやりましょう。

このやり方は、足首を回すことで、骨盤も連動しやすい動きです。骨盤の歪み矯正にオススメです。

立ったままやる足首回しのやり方

靴を履いているときは、つま先を支点にして、右回し、左回しを両足10回ずつやってみましょう。

体育の準備体操などでやった、一般的な足首回しのやり方ですね。

靴を履いていないときは、足指を曲げて、床に着いた状態で足首を回します。

ちょっと回しにくいですが、足首はほぐれます。足指を曲げることで、足指のリンパの流れも良くすることができますよ。

足首回しは、やり過ぎに注意

足首回しの高い健康効果や、やり方をご紹介しました。毎日やることで、体の不調が改善されていくはずです。

できれば、1日に朝晩2回おこないましょう。

足首回しは、とくに制限はないのですが、あまりやり過ぎると、足首の関節を痛める場合もあります。

まだ慣れていない人や、足首が硬い人は、加減しながらおこないましょう。いきなり激しくやらないようにしてくださいね。

痛みがあるときは、お休みしたほうが良いでしょう。足首などの関節は、一度痛めるとなかなか治らないので注意してくださいね。

足首回しで全身スッキリ元気!

足首回しで全身のコリなどを解消する方法と、足首回しのやり方をご紹介しました。足首は、普段はあまり動かさない場所なので、意外と硬くなっている人が多いです。とくに「ヒールの靴を履いている人」や「デスクワークで動かない人」は、足首が硬いことが原因で、冷えやむくみが生じている場合があります。足首回しで、全身の冷えやコリを解消して、スッキリ元気に過ごしましょうね。疲労を回復する効果もあるので、1日の終わりのリラックスタイムにやるのがオススメですよ。