ダイエット

太りやすい体質を痩せやすい体質に変える法則

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太りやすい体質になる原因と改善方法

ダイエットをしても痩せられなかったり、一度痩せてもリバウンドしてしまったりすると、「遺伝的に太りやすい体質だから」とあきらめてしまうことはありませんか?

たしかに太りやすい体質は遺伝的要素もあります。でも遺伝よりも大きな原因があるのです。

そこで今回は、「太りやすい体質になる原因と改善方法」をご紹介します。

太りやすい体質を痩せやす体質に変える法則がわかれば、一生太らない体質を手に入れられますよ。

太りやすい体質を改善するコツってあるの?

太りやすい体質を改善するコツは、「食事」と「運動」のバランスが大事です。食事は栄養バランスの良い食べ物をつねに考えてチョイスし、適度な運動を続けること。

それが太りやすい体質を改善する最大のコツなのです。

といっても、体質を改善することは充分に可能ですが、正直なところ、それほど簡単ではありません。その代わり、一生太らない体質を手に入れることができます。

体質を変えるには、半年くらいでやっと「ちょっと変わってきたかな」という感覚があり、本当に体質が変わるまでには1~2年くらいかかります。

食べ物が体をつくり、習慣が体質をつくります。だから太りやすい体質になるのも1~2年くらいかかったはずなのです。

それを改善するのですから、同じくらいの期間がかかることは何となく想像できますよね。

では痩せやすい体質に変わったとして、それをいつまで続ければ良いのでしょうか?

それは「一生続けること」が大切なのです。だから私は、「ダイエットはライフスタイル」だと思っています。

ダイエットを始めるというのは、これから先のライフスタイルを変えるということ。

なんか壮大な計画のように感じますが、そのメリットは大きいです。というより、メリットしかありません。

太りやすい体質を改善するためにライフスタイルを変えると、お肌がキレイになり、体が健康になり、もちろん痩せやすく太りにくい体質になります。

つまり、一生太らない体質を手に入れることができるのです。

太りやすい体質になる原因とは?

では、そもそも太りやすい体質になってしまった原因とは何なのでしょうか? 同じような習慣を続けたことで、太りやすい体質に変わってしまったと考えるのが自然です。では、どのような習慣が原因になるのか見ていきましょう。

遺伝よりも習慣が太りやすくさせる

太りやすい体質になる原因は、遺伝が関係していると言われています。確かにそれもあるのですが、遺伝の影響はそれほど大きくはありません。

遺伝よりも習慣のほうが太りやすい体質になる原因なのです。

「でも家族みんな太っているから、やっぱり自分は体質が原因なんだ」と思う人もいるかもしれませんが、それこそが「習慣が原因」だと考えられます。

家族みんな太っているということは、太りやすい習慣が家族の常識になっている可能性があります。それは一体どんな習慣なのか見ていきましょう。

お腹がペコペコだと、つい早食いをしてしまう

お腹がペコペコだと、がっついて食べてしまうことってありますよね。やっとご飯にありつけた喜びと安心感が、そうさせるのかもしれません。

でも早食いは、太りやすい体質になる原因になります。がっつきたい気持ちをできるだけ抑えて、ゆっくりと食べるクセをつけることが大切です。

満腹になるまで食べないと満足できない

太りやすい体質になる原因は、満腹になるまで食べないと満足できないことです。

腹八分目という言葉はもちろん知っていると思いますが、お腹いっぱいになるまで食べないと、食べた気がしないと感じる人もいることでしょう。

まさに私もそうだったのですが、実はその原因の1つが「早食い」なのです。早食いをする人のほとんどは、気がついたときには既に食べ過ぎているからです。

食べるのが速い人は、満腹中枢が刺激を受けて満腹感を知らせる前に、食べ過ぎ状態になっていることが多いのです。

毎回、毎食で食べ過ぎていると、カロリー過多の状態が続くことになります。すると体はどんどん脂肪をため込んでいき、いずれは太りやすい体質になってしまいます。

1~2年以上、まともに運動をしていない

太りやすい体質になる原因は、1~2年以上の間、まともに運動をしていないことが考えられます。痩せやすい体質になるには、運動が必須です。

「運動するのは苦手」「運動が嫌いだから食事で痩せたい」という人も多いと思いますが、この先のライフスタイルを考えても、運動をするメリットは大きいですよ。

今はまだ若い人でも、いずれは歳を取ります。加齢とともに代謝がどんどん低下していき、いずれは黙っていても太りやすい体質になってしまいます。

もし今すでに太りやすい体質ならば、歳を取ったら大変なことになります。それを回避してくれるのが運動なのです。

また歳を取ってから太りやすくなったという人は、運動をしていないことで代謝が低下していると考えられます。今からでも運動を日課にすれば、痩せやすい体質に変えることは可能です。

夜更かしをして睡眠不足になっている

太りやすい体質になる原因は、夜更かしをすることが多く、睡眠不足になっていることが考えられます。つい遅い時間まで起きていることが習慣になっている人は、太りやすい体質になる要素を持っています。

もちろん、それが仕事であっても同じです。人間の体には「朝起きて、夜は寝る」というリズムが正常だと判断する機能があります。

そのリズムに反して夜遅くまで起きていると、心身ともに不調を引き起こしたり、太りやすくなってしまうのです。

また睡眠がダイエットに大事な理由は、良質な睡眠をとることで「レプチン」という満腹ホルモンが分泌されるからです。

睡眠不足になるとレプチンの分泌が少なくなり、満腹中枢に支障が出てきます。すると「満腹感」を知らせることができなくなり、食べ過ぎて太ってしまうのです。

太りやすい体質の人の特徴

では、太りやすい体質の人がついやりがちな行動や特徴を見ていきましょう。もし当てはまることがあっても大丈夫です。今回ご紹介する「太りやすい体質を痩せやすい体質に変える法則」を実践すれば、きっと体質を改善することができますよ。

食べないダイエットをしても全然痩せない

太りやすい体質の人の特徴は、食べないダイエットをしても全然痩せないことです。太りやすい体質の人は代謝が低下しているので、食べる量を減らしただけでは痩せなくなっているのです。

しかも運動をしていないなら、食べないことで筋肉量がどんどん減っていき、いずれほとんどが脂肪になってしまいます。

それを防ぐには、やはり運動が必要です。簡単な運動でもOKなので、コンスタントに続けられることを見つけてみましょう。

空腹になると不安になる・体調が悪くなる

太りやすい体質の人の特徴は、空腹になると不安になることです。

「それって、どういうこと?」と思うかもしれませんが、よーく自分が空腹になったときの気持ちを思い出してみると、心当たりがあるのではないでしょうか?

たとえば「お腹が空くと集中できなくなる」「食べる量を減らしすぎると体調が悪くなる」など、考えたことはありませんか?

実はコレが太りやすい体質になる原因でもあるのです。ある種の依存かもしれませんし、精神的な要素もうかがえます。

空腹を我慢しすぎて倒れてしまっては困りますが、体に必要最低限の栄養を摂っていれば、空腹でも動けるものです。

栄養バランスが悪かったり、食事量が少なすぎる場合は危険な状態ですが、栄養が揃っていれば人間の体は空腹に耐えられるようにできているので安心してください。

食事を減らしてお菓子を食べてしまう

太りやすい体質の人の特徴は、「甘い物が好き」という場合が多いですよね。甘い物ではなくても、お菓子が好きな人は多いのではないでしょうか?

でも「食事をしっかり食べたのにお菓子を食べると、太るからどうにかしたい」という認識は持っていることが多いです。

だから食事を減らして、お菓子を食べてしまう場合もあるでしょう。お菓子には栄養がほとんど含まれていないので、体はどんどん不健康になっていき、結果として太りやすい体質になってしまいます。

まずは、食事を3食しっかり食べることから始めてみましょう。

ゼロカロリー食品やヘルシーフードを食べ過ぎる

太りやすい体質の人の特徴は、カロリーを気にしすぎていることです。「太りたくない」という気持ちが強い人も多く、でも「食べたい」という欲求も強いので、日々葛藤していることでしょう。

そのため食べても罪悪感の少ない「ゼロカロリー食品」や「ヘルシーフード」などを良く食べることが特徴です。そこまでならセーフですが、問題なのは食べ過ぎてしまうこと。

ヘルシーフードでも食べ過ぎれば太ります。それを「いくら食べても太らない」と勘違いしてしまうのが失敗の元なのです。

世の中には「これを食べれば痩せる」「美肌にはこの食べ物が効く」などの情報があふれています。

確かに効果があるのですが、大前提なのは「栄養バランスの良い食事をすること」です。その上で適量のヘルシーフードを食べることで効果があるのです。だから、食べ過ぎは厳禁ですよ。

太りやすい体質を痩せやすい体質に変える法則

では、どうすれば太りやすい体質を痩せやすい体質に変えることができるのでしょうか? 冒頭のほうで、太りやすい体質を痩せやすい体質に変えるには、1~2年かかると言いましたが、太りやすい体質に変わるまでにも、それくらいの期間がかかったはずです。

食べ物が体をつくり、習慣が体質をつくります。体質を変えるには、習慣を変えることが大切なのです。では、どんなことに気をつければ良いのか見ていきましょう。

よく噛んでゆっくり食べることを習慣にする

太りやすい体質に変わってしまった人は、何かに追われるように早食いする傾向が強いのではないでしょうか?

私も早食いだったのですが、よく噛んでゆっくり食べると、驚くほど少ない量でお腹がいっぱいになります。

すると、すぐにお腹が空くのですが、そこで「太りにくい間食」をするか、よく噛んで次の食事をすれば、食べ過ぎることなく適量の食事ができます。

これを延々と続けていけば、いつの間にか痩せやすい体質に変わっていることでしょう。この「続ける」ということが、まさに「習慣」なのです。習慣によって痩せやすい体質がつくられます。

血糖値が上がりにくくなる「食べ順」を徹底する

食べ物を食べると血糖値が上昇し、インスリンが分泌されることで脂肪がつきやすくなります。

痩せやすい体質に変えるには、血糖値が上がりにくくなる食べる順番を徹底することが大切なポイントになります。「また、それね」と思うかもしれませんが、これを実行するかしないかで、結果は大きく変わります。

たとえば大豆製品や海藻類、サバなどの青魚をご飯よりも先に食べると、血糖値の上昇を抑えられるという研究結果が発表されています。

とくにサバの水煮缶を食べた15分後にご飯を食べると、血糖値の上昇が抑えられるとのこと。

さらに、その前に野菜を食べておくと、かなり血糖値の上昇は抑えられると考えられます。

野菜やサバの水煮缶を食べて15分してからご飯とお肉を食べれば、じきに満腹中枢が刺激されて、「もうお腹いっぱい」となることが予想されます。なぜなら食事を始めて20分後に満腹感を感じやすいからです。

これらを組み合わせて食べる順番を考えれば、食べ過ぎを予防しつつ、痩せやすい食べ方ができるということになります。これは試す価値があるのではないでしょうか?

また血糖値の上昇を抑えると言えば、「低GI食品」を利用するのもオススメ。低GI食品とは、蕎麦や玄米、葉物野菜や根菜類などです。

腸内環境をつねに良好に保つ

痩せやすい体質の人の共通点。それは「便秘をしなこと」です。太りやすい体質を痩せやすい体質に変えるには、腸内環境をつねに良好に保つことが大切です。

便秘になってしまうと、代謝は低下し、血行が悪くなり、冷え性になりやすく、むくみやすくなってしまいます。これは「太りやすい体質の特徴」のオンパレードなのです。

太りやすい体質を痩せやすい体質に変えるには、とにかく便秘はしないこと。これをつねに意識して食べ物を選ぶと、痩せやすい体質になる食べ物と共通していることがわかります。

食物繊維や発酵食品などを毎日食べるのがオススメです。

空腹のメリットを知る

空腹になるとパワーが出ないことが多いですが、それは錯覚かもしれません。本当の空腹感ではない場合もあるのです。

でも空腹を感じると不安になる人もいるかもしれません。まずは空腹になることの不安を解消するために、空腹のメリットを知ることが大事。

空腹のメリットとは、健康になったり、若返り効果があること。お腹がグーと鳴ると、その瞬間にキレイになっていると思えば、少しは我慢できるようになるのではないでしょうか?

現代人は「食べ過ぎている」と言われているので、空腹を感じるくらいでちょうど良いのです。空腹を感じる時間が長すぎてもダメですが、適度な空腹感は必要です。

「お腹が空くと頭が働かない」という人の場合、糖質を摂ることが多いと思いますが、糖質には依存性があるので注意が必要です。

糖質を摂ると脳の栄養になるのがメリットですが、眠くなりやすいというデメリットもあります。そのため空腹を我慢できなくなったら、糖質ではなく「タンパク質」や「食物繊維」を摂ると良いでしょう。これが痩せやすい体質になるコツです。

筋トレや有酸素運動など毎日できる運動を続ける

太りやすい体質を痩せやすい体質に変えるには、筋トレや有酸素運動など、毎日できる範囲の運動を続けることです。筋トレだけ、有酸素運動だけ、よりも両方やったほうが効果が高いです。

筋トレをしないと基本的に筋肉は増えないので、代謝がアップしません。つまり体質が改善できないのです。

それに加えて有酸素運動をすると、血行が良くなり、余計な脂肪がつきにくくなります。スクワットなどの筋トレと、歩くなどの有酸素運動を毎日続けましょう。

これから一生続けられるくらいの適度な運動でOKです。運動のメリットはダイエットだけではなく、病気予防や美肌にも良いので、ぜひ毎日の生活に取り入れてみてくださいね。

朝食を食べないと太りやすい体質になるって本当?

太りやすい体質を痩せやすい体質に変える法則をご紹介しましたが、よく言われているのが「3食しっかり食べる」ことです。

朝食を食べないと太りやすくなると言われていますが、これは「食事の間隔が空きすぎないようにするため」です。

人間の体は「食い貯め」ができないので、定期的に栄養補給をしなければいけません。もし食事の間隔が空きすぎると、次の食事で栄養を吸収しやすくなり、脂肪がつきやすくなってしまいます。

これは「プチ・リバウンド現象」とも考えられます。

1日2食にするくらいなら、1日4食のほうが痩せやすい体質になります。もちろん3食分の量を4回に分けて食べるという意味です。

これができれば、比較的簡単に痩せやすい体質に変わりますが、仕事をしているとそうもいきませんよね。だから朝食をしっかり食べるようにしたほうが良いでしょう。

朝食を食べると、朝から代謝がアップしやすくなり、デトックス効果も高まります。そのため便秘が解消して、痩せやすくなる効果が期待できます。

ダイエットをライフスタイルにすると一生太らない!

太りやすい体質を痩せやすい体質に変える法則をご紹介しました。痩せやすい体質に変わるまでには時間がかかりますが、一度痩せやすい体質に変えてしまえば、それを一生キープすることができます。

ダイエットをライフスタイルにしてしまえば、一生太らない体質になります。それを目指して習慣を変えていきましょう。