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わきがは食事で治るの?わきがを悪化させる食べ物と改善する食べ物

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わきがを悪化させる食べ物・わきがを改善する食べ物とは?

わきがの臭いを消したいけど、遺伝や体質などによるものだから、改善できないとあきらめていませんか?

実は、日頃から食べている物が原因で、わきが臭を悪化させている可能性があるのです。

ということは、食べ物に気をつけるだけで、わきがの臭いを軽減できるということですよね!

そこで今回は、「わきがを悪化させる食べ物」「わきがを改善する食べ物」をそれぞれご紹介します。

わきがに効果的な食べ物で気になる臭いを軽減し、快適な毎日を送りましょう!

わきがは食事で治るの?

わきがは「遺伝」や「体質」などが原因のため、改善できないとあきらめている人は多いと思います。

たしかに食事や習慣を変えるだけでわきがを治すことはできませんが、わきがの臭いを軽減することは十分に可能です。

つまり、何気なく食べている日々の食事は、わきがと深く関わっているのです。

日本人よりも欧米人のほうが「わきが体質」の人が多いことも、食生活が関係していることを物語っています。

欧米人のほうがわきがの発生率が多いということは、欧米化した食生活がわきがを悪化させていると言えます。

では、わきがを悪化させる食べ物と、わきがを改善する食べ物は何なのか、それぞれ見ていきましょう。

わきがを悪化させる食べ物とは?

日本人でもわきがに悩んでいる人が増えていますが、その原因の1つが食の欧米化です。欧米食だけでなく、油っこい料理が主流の「中華」や、スパイスが多く含まれている「インド料理」などもわきがを悪化させる可能性があります。

では、具体的にどのような食べ物がわきがを悪化させるのか見ていきましょう。

肉食中心の食生活

わきがを悪化させる食べ物で、代表的なのが「肉」です。ステーキやハンバーグ、焼肉などの肉食中心の食生活を送っている人は、わきがの臭いが悪化しやすいと言えます。

肉類にはタンパク質が豊富に含まれていて、体に必要な栄養が詰まっているのですが、肉ばかり食べて野菜を食べないような食生活をしていると、腸内環境が悪化しやすくなります。

腸内環境が悪くなると、体内に老廃物がたまり、体臭やわきがの「臭いの元」が発生することでわきがが悪化してしまいます。

これを改善するには、便秘を解消できる食べ物を摂ると良いでしょう。

また、肉類にはタンパク質だけでなく、脂質も多く含まれています。

タンパク質や脂質を多く摂ると、アポクリン腺と呼ばれる「わきが臭を発生させる汗腺」が活発になり、汗がたくさん分泌されることで、わきがの臭いが強くなると言われています。

乳製品・油っこい食事

チーズなどの乳製品や、揚げ物などの油っこい食事は、わきがを悪化させる食べ物です。

乳製品やバターなどの動物性油脂を多く摂ると、アポクリン腺からの汗が多くなり、わきがの臭いが強くなると言われています。

また、揚げ物に使われる植物性の油も、わきがを悪化させる食べ物の1つ。

「リノール酸」が多く含まれる菜種油やコーン油、べにばな油などは体内のコレステロールや中性脂肪を増やしてしまいます。

体内にこれらの物質が増えると体が酸化してしまい、体臭の原因となる「物質」が体内に増えることでわきがも悪化させてしまうのです。

ニオイのきつい野菜や香辛料

ニンニクやニラ、玉ねぎなどのニオイのきつい野菜には、体臭の原因となる「硫化アリル」と呼ばれる物質が含まれています。

硫化アリルを多く摂ると、食べ物のニオイが体臭として放出されてしまうことがあり、体臭の原因になります。

また、スパイスなどの香辛料も体臭の原因になるので注意が必要です。ニオイのきつい野菜や香辛料は、汗の分泌を増やし、アポクリン腺から過剰に汗が出てしまうことでわきがを悪化させてしまうのです。

ジャンクフード

手軽に食べることができる「インスタイント食品」や「コンビニ弁当」、「スナック菓子」などのジャンクフードも、わきがを悪化させる食べ物の1つです。

ジャンクフードには脂質や香辛料などが多く含まれているため、アポクリン腺が活発になることで汗を増やし、わきがを悪化させてしまいます。

また、ジャンクフードには食品添加物が大量に含まれていて、体内の活性酸素を増やし、体が酸化することでニオイ物質を発生させ、わきがを悪化させてしまいます。

アルコール

食べ物ではありませんが、アルコールもわきがを悪化させる原因になります。

お酒を飲み過ぎると、アルコールを分解するときに「アセトアルデヒド」と呼ばれる強いニオイ物質が発生し、わきがの臭いを悪化させてしまうのです。

また、アルコールを飲むと、必要以上に汗の量が増えるので、わきがを悪化させる原因になります。

わきがを改善する食べ物とは?

わきがを改善するには、和食中心の食事に切り替えることが効果的です。和食は野菜や魚などの食材が中心なので脂肪分が少なく、わきが臭を軽減できると言われています。では、具体的にどのような食べ物でわきがを改善できるのか見ていきましょう。

梅干し

わきがの臭いは、体が酸性に傾くことで強くなります。そのため、わきがの臭いを改善するには、アルカリ性の食品を摂ることが効果的です。

日本のソウルフードである梅干しは、弱アルカリ性食品なので、酸性に傾いた体を中和し、弱アルカリ性に戻すことで、わきがの臭いを抑える効果が期待できます。

1日1粒の梅干しを食生活に取り入れるだけで、体臭を改善できると言われています。

海藻類

めかぶやわかめ、ひじきや昆布などの海藻類は弱アルカリ性の食べ物なので、体の酸化を防ぎ、体臭やわきがを改善する効果があります。

わきがを改善するには食物繊維も効果的で、海藻類には「フコイダン」や「アルギン酸」という食物繊維が含まれているため、腸内環境を改善し、わきがや体臭の原因となる物質をからめ取って排出してくれる効果があります。

キノコ類

えのきやしめじ、エリンギや舞茸などのキノコ類も弱アルカリ性の食べ物なので、体の酸化を防ぎ、体臭やわきがを改善する効果があります。

キノコ類には、食物繊維である「キノコキトサン」が豊富に含まれていて、海藻類と同じように体臭やわきがを改善する効果があります。

緑茶

食べ物ではありませんが、緑茶などに含まれている「カテキン」や「フラボノイド」などのポリフェノールは、殺菌作用や消臭効果が高く、わきがの臭いを軽減する効果があります。

ポリフェノールは抗酸化作用も高く、臭いの原因となる活性酸素を除去し、過酸化脂質の発生を抑えることで、わきがの臭いを軽減する効果があります。

お酢

お酢にはクエン酸が豊富に含まれていて、体臭や疲労の原因となる「乳酸」を分解し、体臭や疲労を予防・改善してくれる効果があります。

お酢には血液をサラサラにする効果や、コレステロールを減少させる効果も期待できるので、わきがを改善するだけでなく、健康効果も高いすぐれた食品の1つです。

「お酢は酸っぱいから苦手」という人も、最近はドリンクタイプのお酢がたくさん出ていて、お酢が苦手な人でも飲みやすい味になっています。

飲み物なら手軽に食生活に取り入れられるので、わきがの改善に役立ててみてくださいね。

大豆製品

納豆や豆腐、豆乳などの大豆製品には、抗酸化作用の高い「イソフラボン」や「大豆サポニン」などが含まれていて、体が酸化するのを防ぎ、わきがを改善する効果があります。

また、肝臓の働きを助ける「植物性タンパク質」、腸内環境を改善する「食物繊維」などが豊富に含まれる大豆製品は、わきがの原因となる脂質を体にたまりにくくしてくれる効果があります。

緑黄色野菜や果物

緑黄色野菜や果物は、豊富なビタミン類による抗酸化作用が高く、体臭の元を除去する効果があります。

ビタミン類の中でも、緑黄色野菜に多く含まれるビタミンAや、果物に多く含まれるビタミンCは、わきがの原因となる活性酸素の排出を促し、臭いの原因を排除してくれるのです。

わきがを悪化させる肉や油っこい食べ物を食べるときは、とくに野菜を多めに食べるようにしましょう。

毎日の食事でわきがを改善しよう!

わきがを悪化させる食べ物と、わきがを改善する食べ物をそれぞれご紹介しました。毎日の食事に手軽に取り入れられる物ばかりなので、わきがや体臭の改善に役立ててみてくださいね。わきがを改善し、栄養バランスも良い食事の基本は、「和食」中心の食生活にすることです。和食中心の食生活に改善すれば体も健康になり、気になるわきがも同時に改善できるでしょう!