ダイエット

洋ナシ体型のダイエット方法|日本人女性に多い洋ナシ体型とは?

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洋ナシ体型の原因とダイエット方法

ショートパンツやミニスカートから、すらりと伸びる脚。あこがれますよね。

そんなスタイルを目指してダイエットをしても、下半身太りから抜け出せずに悩んでいる人も多いのではないでしょうか?

太り方には「洋ナシ体型」と「リンゴ体型」があり、洋ナシ体型は下半身が太りやすく、お尻や太ももが太くなりやすい特徴があります。

しかも、一度太るとなかなか痩せにくいのも特徴の1つ。

そこで今回は、洋ナシ体型のダイエット方法についてご紹介していきます。

洋ナシ体型は何が原因なのか、どのようなダイエット方法をすれば効率よく痩せられるのか見ていきましょう。

洋ナシ体型とは?

洋ナシ体型とは、そもそもどのような体型のことをいうのでしょうか? まずは、洋ナシ体型について見ていきましょう。

洋ナシ体型は日本人女性に多い

洋ナシ体型は、男性よりも女性に多く、とくに日本人女性に多い体型だと言われています。以下に、洋ナシ体型の人にありがちな特徴をご紹介します。

◆洋ナシ体型の特徴

  • 上半身は痩せても下半身が痩せない
  • アイスクリームや揚げ物など脂質の摂り過ぎ
  • 暴飲暴食をしがち
  • 代謝が悪く、皮下脂肪がつきやすい
  • 正しい姿勢を保てない

洋ナシ体型の人は、上半身は痩せやすく華奢なのに対し、お尻や脚などの下半身にはたっぷりと脂肪をたくわえているのが特徴です。

洋ナシ体型の人の脂肪は「皮下脂肪」であることが多く、なかなか落ちにくいのも特徴の1つ。

また、日頃の生活ではストレスがたまると暴飲暴食をしてしまったり、アイスクリームや揚げ物など、脂質の多い食生活をしていることも考えられます。

正しい姿勢を保てないことに加え、運動不足により筋肉が衰えている可能性もあります。

洋ナシ体型の原因とは?

では、洋ナシ体型の原因とは、いったい何なのでしょうか? 洋ナシ体型には、女性ホルモンが影響しています。皮下脂肪が増えるのも、女性ホルモンによる影響です。

とくに、妊娠や出産のとき、子宮を守るためにお腹や下半身を中心に脂肪がつきやすくなります。

また、「出産」や「姿勢の悪さ」などが原因で、骨盤にゆがみが生じることも多いです。すると血流が悪くなり、「むくみ」や「冷え性」を引き起こすのです。

実は、洋ナシ体型の原因は、脂肪よりも「むくみ」や「冷え」が大きな原因となっています。これらの症状によって脂肪がつきやすい状態になり、さらにセルライトもできやすくなってしまいます。

洋ナシ体型は、むくみや冷え、セルライトがあることによって、下半身が痩せにくくなってしまうのです。

洋ナシ体型のダイエット方法

では、どのようなダイエットをすれば、洋ナシ体型の人が効率よく痩せられるのでしょうか? 日頃の生活の中で、簡単に実践できるダイエット方法をご紹介します。

洋ナシ体型を改善する食生活

洋ナシ体型の人がダイエットするには、まずは食生活を改善することが大切です。皮下脂肪が多い洋ナシ体型の人は、できるだけ脂肪分を控えた食事を心がけましょう。

揚げ物や乳製品、甘いお菓子やジャンクフードなどは控え、食べ過ぎないように気をつけることも必要です。

◆脂質はなるべく控える

洋ナシ体型を改善するには、脂質はなるべく控えめにすることが大切です。ただし、脂質も体に必要な栄養素の1つなので、「良質な脂質」なら適度に摂っても問題ありません。同じ脂質でも、マヨネーズやバターなどではなく、オリーブオイルやアマニ油などの良質な脂質を摂るようにしましょう。

◆塩分や糖分を控える

むくみやすい洋ナシ体型の人は、塩分や糖分を摂り過ぎている可能性があります。味噌汁を濃い味にしたり、塩や醤油をかけ過ぎたりしていませんか? また、ケーキやアイスクリームなどの甘いお菓子もむくみを引き起こします。

好きな食べ物をまったく食べないのはストレスが溜まってしまうので、できるだけ控えるように心がけることが大切ですよ。

◆良質なタンパク質を摂る

洋ナシ体型を改善するには、良質なタンパク質を摂ることが大事。たとえば、ヒレ肉や卵、豆腐や魚など脂質が少なめのタンパク質がオススメ。逆にNGなのは、ひき肉やサーロインステーキ、ウィンナーなど脂質の多いタンパク質です。できるだけ脂質の少ないタンパク質を選び、調理法も蒸す・煮る・茹でるなどにしましょう。

◆大豆製品は最強フード

豆腐や豆乳、納豆などの大豆製品は、洋ナシ体型の人にとくにオススメの食材です。

大豆にはタンパク質のほか、むくみを解消する「カリウム」、脂肪の燃焼を促す「サポニン」、ホルモンバランスを整える「イソフラボン」、便秘を解消する「食物繊維」などが含まれていて、まさに最強フードなんです。そのため、洋ナシ体型の人は毎日摂ることをオススメします。

体を冷やさない

洋ナシ体型のダイエットは、体を冷やさないことが大事。体が冷えるとむくみにもつながり、どんどん痩せにくい体になってしまいます。そのため、日頃から体を冷やさないように心がけましょう。

◆体を温める食材

体を冷やさないためには、体の中から温めるのも大事。生姜などの体を温める食材を摂り、冷え性を改善することが洋ナシ体型のダイエットには必要です。生姜やハチミツを入れたホットドリンクを飲んだり、肉や野菜を食べるときに生姜を入れるなど工夫して摂るようにしましょう。

また、冷たい物の摂り過ぎにも注意。基礎代謝が低下して、さらに痩せにくくなってしまいます。体が冷えないように、常温や温かい飲み物を摂るようにしましょう。

◆入浴で体を温める

エアコンのきいたオフィスで過ごしている人は、夏でも体が冷えている可能性があります。そのため、シャワーで済ませずに、お風呂に浸かって体を温めるようにしましょう。体が温まると代謝がアップし、痩せやすくなります。

むくみ解消を解消する

洋ナシ体型の人は、むくみがすべての元凶になっている可能性が高いです。むくみを解消するには、3つの方法をコラボさせることが大事。

  • リンパマッサージでリンパの流れを促す
  • 水分補給をすることで血流をアップする
  • カリウムを摂取して水分と塩分を排出する

では、順番に見ていきましょう。

◆リンパマッサージ

  1. 足裏をほぐします。
  2. 足首をつかみ、軽く圧をかけます。(アキレス腱のあたり)
  3. そのまま膝に向かって、ふくらはぎを指圧していきます。
  4. 足の両側に両手を当て、足首から膝に向かって滑らせます。
  5. ふくらはぎに手を当て、足首から膝まで滑らせます。
  6. 最後に、膝裏のリンパ節を押します。

リンパの流れが悪くなると、老廃物がたまってむくみを引き起こします。むくみがあると脂肪がたまりやすくなったり、セルライトができやすくなったりします。

リンパの流れを促すには、リンパマッサージが効果的です。とくに脚のリンパは滞りやすいので、洋ナシ体型の人は脚のリンパをしっかり流しておきましょう。

◆水分補給

むくみは、体内に水分がたまっている状態ですが、水分の摂り過ぎが原因になるケースは少ないです。体の循環が悪く、水分をうまく排出できないことがむくみの原因です。そのため、水分を摂らないと余計に循環が悪くなり、むくみが悪化する恐れがあります。

水分を摂ることでリンパや血液の流れが良くなり、体内の老廃物を排出する効果が高まります。その結果、むくみを解消することができるのです。

また、血流が良くなることで代謝がアップし、痩せにくい洋ナシ体型の人のダイエットを効率よくサポートしてくれます。そのため、コップ一杯の水を1時間おきくらいに飲むようにしましょう。

◆カリウムを摂る

カリウムは、体内にたまっている塩分や水分を排出する働きがあり、むくみを解消するのに効果的な食材です。ひじきやわかめなどの海藻類、ホウレン草やバナナなどの野菜や果物には、カリウムが豊富に含まれています。

カリウムだけでなく、キノコ類や海藻類に含まれる「食物繊維」を摂ることもむくみ解消に役立ちます。洋ナシ体型の人は、これらの食べ物を積極的に摂り、体の中にある余分なものをスッキリ排出していきましょう。

ストレッチで血流アップ

洋ナシ体型の原因の1つに、骨盤のゆがみがありましたね。これを解消するには、ストレッチが効果的です。骨盤のゆがみが解消されると、下半身の血流がアップし、下半身太りを解消することができます。

◆骨盤のゆがみを解消

  1. 仰向けになり、両膝を曲げて足裏を床につけます。
  2. 両手は、体の横に広げるようにつきます。
  3. 息を吐きながら、両膝を右に倒します。顔は左側を向きます。
  4. 息を吸いながら足と顔を戻します。
  5. 反対側も同様に行います。5回くり返しましょう。

寝ながらできる簡単なストレッチなので、毎日の日課にしてみてくださいね。

下半身の筋トレで体を引き締める

洋ナシ体型の人は、筋肉が衰えていることも原因の1つなので、筋トレで筋肉を鍛え、体を引き締めていくダイエット方法がオススメです。

◆下半身を鍛えるなら「スクワット」

洋ナシ体型の人が筋トレをするなら、スクワットがオススメです。スクワットは、お尻や太ももの筋肉を中心に、下半身全体の筋肉を鍛えることができる効率的な筋トレです。

スクワットのやり方

  1. 脚を肩幅よりやや広めに開き、つま先を外側に向けます。
  2. 手は腰に当てるか、前に伸ばします。
  3. ゆっくりと腰を落としていき、太ももが床と平行になるまで膝を曲げましょう。このときに、膝がつま先よりも前に出ないように注意。
  4. ゆっくりと立ち上がり、膝が完全に伸びる直前でふたたび曲げていきます。
  5. これを10~20回繰り返しましょう。

スクワットは、お尻や太ももの筋肉を鍛えることができます。これらの筋肉は、体の中でも大きな筋肉です。大きな筋肉を鍛えると代謝がアップし、痩せやすくなります。

つまりスクワットは、全身の脂肪を燃焼しやすくする効果もあるので、洋ナシ体型の人にぜひ取り入れてほしい筋トレです。

洋ナシ体型のダイエットは気長に続けよう!

洋ナシ体型の原因やダイエット方法をご紹介しました。洋ナシ体型は、「むくみ」や「冷え」などによって皮下脂肪がたまることが原因です。そのため、短期間で解消するのはむずかしいかもしれません。毎日少しずつでも取り組み、気長に続けてみましょう。毎日頑張っていれば、いつの間にかスッキリとしたスタイルに変わっていることに気づくでしょう!