仕事・人間関係

自分の意見が言えない原因と克服方法|誰でもスラっと意見を言えるようになる!

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自分の意見をハッキリ言えるようになりたい!

子どもの頃から「みんなと仲良くしなさい」「人の気持ちを考えなさい」と学校で教えられますよね。

意見を言うことは、相手を否定することだと思っている人が多いため、自分の意見をズバズバ言うことに抵抗を感じてしまうのです。

これは、協調性を重んじる日本人が、相手のことを考えすぎてしまった結果です。

それなのに、社会人になると仕事で意見を求められることも多く、そこで意見を言えないと劣等感を持ってしまうこともあります。

しかも上司などに、「お前は自分の意見も言えないのか」なんて言われると、トラウマになってしまうかもしれません。

日本人はもともと意見を言うのが苦手なので、その悩みを抱えているのは、あなただけではありませんよ。

そこで今回は、自分の意見が言えない原因と克服方法についてご紹介します。

自分の考えを深め、しっかりと発言できるように練習する方法についても見ていきましょう。

これを実践すれば、誰でもスラっと意見を言えるようになりますよ!

自分の意見が言えない原因

そもそも自分の意見が言えない原因とは何なのでしょうか? 簡単にいうと、「考えていない」ことが原因です。
「いや、色々考えてるよ」と思っているかもしれませんが、考え方が間違っているか、考える方向が間違っている可能性があります。では、自分の意見が言えない原因について見ていきましょう。

否定されるのが怖い

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自分の意見が言えない人は、否定されるのが怖いと思っていることが原因です。

たしかに、自分の意見を否定されることは気持ちのいいものではありませんが、意見は否定されてナンボ。

あなたの意見に対して、反応があったということです。むしろ、喜びましょう。人の心をつついた証拠です。

また、自分に自信のない人は、否定されたことで「人格を否定された」と感じてしまう場合も。ハッキリ言います。それは、被害妄想です。

あなたの意見に対して否定しただけであって、あなたの人格を否定したわけではありません。「人格」と「意見」を混同せず、切り離して考えるようにしましょう。

人と争いたくない

意見を言わないことは、優しさでも何でもありません。相手のことを考えて意見が言えないなんて、アメリカ人が聞いたら鼻で笑われてしまうでしょう。

空気を読みすぎるのは、日本人の良さであり、欠点でもあります。

以前アメリカに行ったとき、「いつも笑ってて、何を考えてるかわからない」と言われたことがあります。

アメリカ人は、子どもの頃から自分の意見を言うように教育されます。だから、何も意見を言わない私との会話がつまらなかったのでしょう。

意見を言い合って議論することは、争いとは別物なんです。

つまり、人と争いたくないから意見を言えないというのは、まったくの見当違いです。

むしろ、意見を言うことは、相手があなたの考えを知ることになるため、お互いの関係を深めることにつながります。

間違っていたら恥ずかしい

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自分の意見が言えない原因は、「もし自分の意見が間違っていたら恥ずかしい」という気持ちが強いのではないでしょうか?

そもそも意見には、間違いなんてありません。正しい意見もありません。

1つの意見に対し、賛成の人もいれば、反対の人もいる。賛成が多いほうが正しいわけでもありません。

多数決で結論を決める議論が多いため、そう思ってしまう人もいるのでしょう。でも、どんな意見にも間違いはないと思えば、少し意見が言えそうな気がしてきませんか?

自分の考えがまとまっていない

日頃から「考えること」に慣れていない日本人は、いざ意見を求められても、すぐに自分の考えをまとめることができません。

これは、多数派の意見に同調することが、争いを生まない方法だと思い込んでしまい、自分の意見を持たないことに慣れてしまったから。

でも安心してください。これは、多くの人が感じていること。誰でも練習すれば、意見を言えるようになります。

また、そもそも自分の意見が何なのかわからない人もいることでしょう。自分はどのように考えているのか、自分の意見は何なのか。

まずは、そこから考えていく練習をしましょう。

人の意見に同調するほうが楽

はっきり言って、自分で考えるよりも、人の意見に同調するほうが楽です。でもそれは、考えることを放棄しているのと同じ。

考えることをやめてしまったら、人間としての成長もなければ、仕事で成果を上げることも、友人や恋人との関係を深めることもできなくなります。

なぜなら、人はみんなあなたの意見を知りたいと思っているからです。あなたの意見を聞くことで関係が深まったり、知識を深めたりすることができるのです。

それを放棄してしまうと、人生はそこでストップ。つまらない人間になってしまうでしょう。

自分の意見が言えない人の克服方法

では、自分の意見が言えない人は、どのように克服していけば良いのでしょうか?

意見に「間違い」はないと知る

原因のところでもお話ししましたが、意見に「間違い」はありません。意見とは、そういう性質のものです。

それに、意見は個人個人で持っているものなので、すべての意見は「個人的な見解」です。

つまり、間違いなんてあり得ないのです。だから、あえて「個人的な見解ですが……」なんて前置きは必要ありません。

意見は、議論するための材料でしかなく、色々な人が意見を言うことで、いくつもの解決方法が見つかります。

つまり、正解は何種類もあるのです。だから、恐れずに意見をどんどん述べましょう。

知識を増やす

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自分の意見が言えない人は、知識量が足りないのかもしれません。自分の意見に説得力を持たせるには、根拠を提示する必要があります。

でも、知識量が足りないとしっかりとした根拠が言えず、自信を持って発言できなくなってしまうのです。それなら、知識を増やす努力をしましょう。

知識を増やすためには、本を読んだり、自分の考えをまとめたり、常識に対して疑問を持ったりすることです。

自分は何に対して、どのように感じているのかを考えてみるのも良いでしょう。考えているうちに疑問が湧けば、その疑問を解くために調べるのです。

すると、新しい発見があります。それが、知識を増やすということです。

結論だけ言ってみる

意見とは、何らかの問題に対する「結論」のこと。結論が、最終的な意見です。そのため、もし意見を言うシーンになったときは、結論だけでも言ってみましょう。

「YES」or「NO」だけでも言うことで意見になります。

また、順序立てて意見を言うときは、結論から話すとスムーズに意見を述べることができます。結論の後は、その理由を言えば立派な意見になります。

さらに言うと、その理由に対する根拠は何か、その意見のメリットは何かをセットで述べると、説得力のある意見になります。

スラっと意見を言えるようになる練習方法

自分の意見を言えるようになるには、日頃から練習しておくことが大切です。日頃から自分の意見について考え、順序立てて説明するクセがついていないと、意見を言うことに苦手意識を持ってしまうのです。

では、どのような練習方法を実践すれば、スラっと意見を言えるようになるのでしょうか?

思ったことを書き出して整理する

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スラっと意見を言えるようになるには、思ったことを紙に書き出してみるのがオススメ。自分が考えていることを整理できるので、意見がまとまりやすくなります。

自分の中で意見がまとまっていれば、いつ意見を求められてもスラっと答えることができますよね。

また、書くこと自体が、自分の考えをまとめるのに効果的なんです。

日頃から日記をつけたり、会議の前に紙に書き出してみたりすると、意外な発見があり、より考えを深めることができますよ。

読書をする

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意見をスラッと言えるようになるには、読書をするのがオススメ。

本は、知識の宝庫です。意見を言うことはアウトプットですが、そもそもインプットしなければアウトプットはできません。

インプットとは、知識を増やすこと。つまり、読書が最適なんです。どんな本でも構いません。できれば、色々なジャンルの本を読むことをオススメします。

知識に偏りがないことで、偏りのない意見を言うことができるようになります。

「本当にそうかな?」と自分の意見に反論する

自分の意見を言うための練習方法は、自分の頭の中で意見を言うシュミレーションをすること。

そのときに、自分の意見に対して「本当にそうかな?」と反論してみてください。意見交換には反論がつきものなので、反論を想定しておくことが大事。

つねに自問自答をくり返すことは、思考の訓練になります。思考が高まれば、考えが深まり、意見を言いやすくなります。

どんどん思考を鍛えて、意見を言える人になりましょう。

SNSで自分の意見を発信してみる

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自分の意見が言えるようになる練習をするには、SNSを利用するのもオススメ。発信する内容は、何でも良いでしょう。

自分が体験した出来事や、今日見たニュースやブログの感想でもOKです。SNSは文字数が限られているので、短くまとめる能力が身につきます。

自分の意見を短い文章にまとめることで、「要約力」が身につきます。要約力は、結論と理由を短くまとめたものと考えて良いでしょう。

要約力を身につけることは、論理的な思考の訓練になり、自分の意見を論理的に発言する力がつきます。

論理的な意見には説得力があり、何より相手にわかりやすく伝えられるのがメリット。

この論理力を身につける練習をすることで、相手を納得させる意見を発言できるようになるでしょう。

まずは相手の意見を肯定してから発言する

もっとも実践的な練習方法は、実際に意見を言うシーンで、相手の意見を肯定してから発言すること。

いきなり反論されると、相手は「批判された」と勘違いしてしまう場合があるため、まずは相手の意見に同意してから、自分の意見を言いましょう。

言いたいことが言えない人は、「こんなこと言ったら怒らせちゃうかも」という不安があるから、自分の意見を封じ込めてしまうんです。

でも、そもそも意見を交換するということは、「反論ありき」だと思っておきましょう。それぞれ異なる意見を持っているからこそ、意見を交換する意味があるのです。

でも、できれば相手を怒らせたくない。そんなときに有効な方法が、まずは相手の意見を肯定することです。

たとえば、「その意見には賛成です。ただ、こういう場合は〇〇ではないでしょうか?」という感じ。反論というよりも、意見を述べるのです。

意見が言えない自分を克服して意見を言えるようになろう!

自分の意見が言えない原因と克服方法についてご紹介しました。自分の意見を言うことに苦手意識を持っている人はたくさんいます。でも、自分の意見を言わずに我慢するとストレスがたまりますし、話している相手もつまらなくなります。そのため、意見を言うための練習を積み重ねましょう。練習すれば、必ずスラっと意見を言えるようになります。そうなれば、人とのコミュニケーションがスムーズになり、会議で意見を求められても慌てることがありませんよ。