仕事・人間関係

気分屋の人の特徴と付き合い方|すぐに機嫌が悪くなるのはなぜ?

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なぜすぐキレるの? 気分屋の人の特徴と対処法

あなたのまわりに、気分屋の人がいて困っていませんか?

一緒に楽しく過ごしていたのにいきなりキレはじめたり、上司がいきなり理不尽に怒りはじめたりすると、手に負えなくなりますよね。

気分屋の人は、自分勝手で自己中に見えますが、実は、それほど悪意がない場合もあるんです。

とはいえ、悪意がないからこそ余計に困ってしまいます。

そこで今回は、気分屋の人の特徴や対処法についてご紹介します。

気分屋の上司や同僚への対処法や、友人や知人などとの付き合い方について見ていきましょう。

気分屋の人を理解すれば、振り回されずにうまく立ち回ることができますよ!

気分屋の人はいきなりキレる!? すぐに機嫌が悪くなるのはなぜ?

気分屋の人は、今までふつうに話していたのに、いきなりキレることがあります。つまり、すぐに機嫌が悪くなってしまうことがあるんです。それは、一体なぜなのでしょうか?

心に余裕がない

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気分屋の人がすぐに機嫌が悪くなるのは、心に余裕がないからです。

たとえば、気分屋の人が仕事をたくさん抱えてテンパっているところに、「これやったの〇〇さん?」と誰かがちょっとした指摘をしたとします。

すると、「そうですけど何か?」みたいな感じで、いきなりブチギレることも。

誰がやったのか聞かれただけなのに、突如としてブチギレるのは、心に余裕がない証拠です。気分屋の人は、自分都合で物事を考えるクセがあります。

感情をコントロールできない

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気分屋の人は、自分で自分の感情をコントロールできません。そのため、感情にまかせてキレたり、機嫌の悪さをストレートに表したりしてしまうのです。

これは、もともとの性格や育った環境、重圧によるストレスなどが原因です。

たとえば、気分屋の人が上司や親になると、感情のままに部下や子どもを怒ってしまうことがあります。

それは指導や躾ではなく、ただ単に感情をぶつけただけになってしまうでしょう。

まわりの状況に甘えている

気分屋の人は、すぐに機嫌が悪くなったり、攻撃的な態度をとったりします。それでもまわりの人は、「この人はそういう人だから」と何も言い返さなくなります。

すると気分屋の人は、「ある程度のことは許される」と思ってしまいます。

つまり、気分屋の人は、まわりの状況に甘えているため、「いきなりキレても大丈夫」だと思ってしまうのです。

弱さを隠そうとしている

気分屋の人は、自分の弱さを隠すために、周囲を巻き込んで当たり散らすことがあります。

あえて攻撃的な態度をとり、まわりの人が何も言えなくなる状況をつくり上げているのです。

これは、弱さのあらわれです。自分の弱さを悟られまいとして、あえて攻撃してしまうのです。

ホルモンバランスも原因の1つ

女性の場合は、生理周期によって精神が不安定になり、気分屋の性質が現れることもあります。

女性のメンタルはホルモンバランスに左右されることが多く、ホルモンバランスの変化によって、機嫌が悪くなる日があるのです。

ただし、女性によって個人差が大きく、中には安定している人もいます。男性には理解できない部分なので、それが原因でトラブルになることもあるかもしれません。

気分屋の人の特徴

では、気分屋の人の特徴とは、どのようなものなのでしょうか? 性格的な特徴や、行動の特徴などを見ていきましょう。

直感に従って、衝動的に行動する

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気分屋の人は、じっくりと考えてから行動に移すのが苦手。そのため、直感に従って衝動的に行動するのが特徴です。いわゆるインスピレーションに頼った判断を下します。

物事をくわしく分析して、プラス面とマイナス面の両面を考慮し、最善の策を見つけることが苦手なため、自己判断で行動して失敗してしまうことも多いです。

逆にいうと、ふつうの人が踏み出せないことでも、サラっと挑戦してしまうところは、場合によってはメリットともいえるかもしれません。

飽きっぽい

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気分屋の人は、直感に従って衝動的に行動するわりに、飽きっぽいのが特徴です。ひとつのことに集中するのが苦手なので、気が散漫になり、作業がなかなか進まないこともあります。

とつぜん頭に浮かんだことが気になり、目の前のことに集中できなくなるため、人の話をあまり聞いていないことも特徴です。

また、好奇心が旺盛で色々なことに興味を持つ反面、飽きっぽいのですぐに諦めてしまいます。行動力はあるのですが、長続きしないのが特徴です。

言動や態度がコロコロ変わる

気分屋の人は、気分によってコロコロ気が変わるため、言動や態度もコロコロ変わります。さっきまで言っていたことを変えたり、態度が急変することも特徴の1つ。

気が変わりやすい上に、そのときの自分の感情に嘘がつけないため、まわりにいる人は、振り回されてしまうでしょう。

イライラすると人や物に当たる

気分屋の人は、イライラするとまわりの人に八つ当たりをしたり、物に当たったりする傾向があります。

感情をコントロールできないので、高ぶった感情をそのまま表現してしまうのです。その自分の行動が、まわりに与える影響を考える余裕はありません。

気分屋の人は、いつもは穏やかな性格なのに、イライラすると別人のような人格になることもしばしば。

本人も自覚しているし、直したいとも思っているけれど、感情をコントロールできないので直せないのです。

都合が悪くなると知らんぷりをする

気分屋の人は直感が鋭く、何か自分の身に降りかかりそうになると危険を察知します。そのため、都合が悪くなるとその場から離れ、知らんぷりをすることが特徴です。

また、どんなに一生懸命に取り組んでいたことでも、興味がなくなった時点で無関心になります。

その切り替えの速さは、短所でもあり、長所でもあります。いつまでも悩むことが少なく、立ち直りが速いのは長所ですが、諦めが速すぎるのが短所です。

こだわりが強く、意志を曲げられない

気分屋の人はこだわりが強く、自分の意志をなかなか曲げられないのが特徴です。頑固な性格なので、人の意見も聞き入れず、自分の意見が正しいと思っている節があります。

誰に何と言われようと、行動に移してしまうので、誰かに相談するようなことはほとんどありません。

ただし、そのことに対しての執着がなくなると、一気に冷めて何事もなかったように振る舞います。

自己中で自分勝手

気分屋の人は、その日によってコロコロ気が変わり、自分自身も自分の気分に流されるところがあります。

そのため、まわりから見ると自己中で自分勝手に見えるでしょう。付き合うのが面倒で、扱いが厄介だと思われがちです。

でも本人は、純粋にそのことを考えているため、悪意はないことも多いのです。悪意がないことは良いのですが、まわりからすると余計に扱いにくさを感じる場合もあります。

精神的に不安定

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気分屋の人は、とつぜん怒り出したり、とつぜん泣きはじめたり、精神的に不安定なところがあります。しかも、その落差が極端なので、まわりの人は理解できないでしょう。

でも、気分屋なので、その状態は長くは続きません。気持ちが落ち着くと、何事もなかったような顔をして接してきます。

自制心がない

気分屋の人は自制心がないため、自分の感情をコントロールできなかったり、我慢できなかったりする人が多いです。

自分の感情のおもむくままに行動するため、欲望を我慢できないのです。

たとえ、それがまわりの人を振り回そうとも、自分の感情を抑えたくないのです。良く言えば純粋で人間らしいですが、悪く言えばちょっとだらしない一面があります。

気分屋の人との付き合い方

では、気分屋の人とうまく付き合うには、どうすれば良いのでしょうか? 気分屋の人とうまく付き合う方法について見ていきましょう。

気分屋であることを理解する

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気分屋の人とうまく付き合うには、相手が気分屋であることを理解することです。

これまでにご紹介した「気分屋の特徴」を参考にして、どのような言動をするのかあらかじめ把握しておきましょう。

大切なのは、相手が上司であれ、友人であれ、相手が急に怒り出すことがあっても、決して自分を責めないこと。

あなたのせいではなく、気分屋の人の問題なので、あなたが悩む必要はありません。

振り回されないように、冷静になる

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気分屋の人とうまく付き合うには、相手に振り回されないことが大切です。気分屋の人は、しばしばこちらの理解を超えた行動をとるため、それに翻弄されると疲れてしまいます。

そのため、相手がどのような行動に出たとしても、冷静に受け止めましょう。相手に合わせようとし過ぎないことが大切です。

機嫌が悪いときは近づかない

気分屋の人との付き合い方は、機嫌が悪いときは近づかないこと。たとえ相手に悪気がなかったとしても、それに付き合うと振り回されてしまいます。

そのため、気分屋の人が機嫌が悪いときはなるべく近づかず、そっとしておきましょう。そして、気分屋の人の機嫌が良くなるのを待ちましょう。

無理に機嫌を取ろうとしない

気分屋の人とうまく付き合うには、無理に機嫌を取ろうとしないこと。無理に機嫌を取ろうとすると、かえって気分を逆なですることもあるんです。

つまり、あなたが相手の機嫌を取ろうと頑張ることは、無駄な努力です。もしくは、逆効果になってしまう場合もあります。

そのため、あなたからはなるべく近づかず、遠くから見守りましょう。

気分屋の人への対処法【仕事編】

では、気分屋の人が職場にいた場合には、どうすれば良いのでしょうか? 気分屋の人への対処法【仕事編】をご紹介します。

気分屋の上司への対処法

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あなたの職場に、気分屋の上司がいる場合の対処法についてご紹介します。

◆言動を記録しておく

気分屋の上司への対処法は、相手の言動を記録しておくことです。その場で記録するのはむずかしいと思いますが、上司の言動を記録しておくことで、何かあったときに対応できます。

気分屋の上司は、気分屋ゆえに自分の言動を忘れてしまうのです。

そんなときに、「〇日の午後の時点では、△△課長はこのようにおっしゃっていました」などと言えば、上司も納得せざるを得なくなるでしょう。

◆理不尽に怒られたら聞き流す

気分屋の上司は、自分の機嫌が悪いという理由で、部下を怒ったりします。そのため、理不尽に怒られたときは、サラッと聞き流しましょう。

適当に相づちを打って、聞いている振りをするだけでOK。感情で怒っているときに言った内容なんて、どうせ上司は覚えていないはずです。

◆上司のさらに上に相談する

気分屋の上司に困り果てているなら、さらに上の上司に相談してみましょう。理不尽な態度を我慢し続けることはありません。

上司のストレス解消の道具にされることが、あなたの仕事ではないのですから。

気分屋の同僚への対処法

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では、気分屋の同僚の場合には、どのように対処すれば良いのでしょうか?

◆仲間を見つけておく

同僚に気分屋の人がいる場合、おそらくあなたと同じように悩んでいる人がいるはずです。そんな仲間を見つけておくことで、気分屋の同僚との接し方が楽になります。

たとえば、何かを同僚に頼みたい場合、その仲間と情報交換をしておけば、「今は機嫌が悪いから、もう少し後にしたほうがいいかもよ」と教えてもらえます。

気分屋の同僚との付き合い方は、機嫌が悪いタイミングさえ見極められれば、うまく対処できます。

◆不機嫌になるタイミングをつかむ

気分屋の人は、とにかく機嫌がコロコロ変わります。そんな同僚に振り回されないためには、どんな出来事やシチュエーションによって不機嫌になるのか、そのタイミングをつかむことが有効な対処法です。

観察するまでに時間がかかりますが、これから長く付き合っていかなければいけない相手であれば、早いうちに対処しておいたほうが良いでしょう。

そして、機嫌が悪いときは、なるべく近寄らないことです。

◆余計なことを言わない

同僚が不機嫌になるタイミングがわかったら、あなた自身がそのキッカケをつくらないことが大切です。

余計なことを言って同僚の地雷を踏んだら、元も子もありません。無理にご機嫌を取る必要はありませんが、せめてあなたがキッカケをつくらないようにしましょう。

気分屋の人に絶対やってはいけないこと

気分屋の人は、一瞬で感情が大きく変化します。そのため、相手のペースに飲み込まれないことが大事。そして、トラブルを防ぐためには、気分屋の人に絶対にやってはいけないことがあります。それを見ていきましょう。

気分屋の人の言動に同調しない

気分屋の人の言動に、むやみに同調するのはやめましょう。同調すると、自然とあなたもその感情に引っ張られてしまいます。

いつも気分屋の人の言動に同調ばかりしていると、あなたまで気分屋の人と同じような性質の人になってしまうかもしれません。

気分屋の人の性格を注意しない

気分屋の人は、本人はそこまで悪意がなくても、自己中でまわりの人を振り回す傾向があります。

そんな気分屋の人を見て、「あなたって、こういうところがあるから気をつけたほうがいいよ」なんて注意をしてはいけません。

気分屋の人は、自分の人格を否定されたと思い、あなたに攻撃的になる恐れがあります。良かれと思って言ったのに、あなたのことを恨むかもしれません。

よほど近しい関係の人でない限り、そっとしておきましょう。

おどおどした態度をとらない

気分屋の人は、おどおどした態度の人に対して攻撃的になることがあります。

相手が何も言い返さないのをいいことに、どんどん調子に乗ってエスカレートする場合があるのです。そのため、気分屋の人の前で、おどおどした態度をとってはいけません。

行動の理由などを追及しない

気分屋の人は、感情のおもむくままに行動します。そのため、1つ1つの行動に深い意味はありません。

だから、「なんでこんなことするんだろう」とか「あのとき、なんでこう言ったんだろう」と、相手の行動の理由を追求しないことです。考えても、答えは出ません。

気分屋の人とうまく付き合って振り回されないように!

気分屋の人の特徴や付き合い方についてご紹介しました。気分屋の人は、たとえ悪意がなくてもまわりの人を振り回し、涼しい顔をしています。自分の感情に嘘をつけないピュアな一面もありますが、振り回されるほうは疲れてしまいます。だから、気分屋の人の特徴を理解して、振り回されないようにしましょう!