仕事・人間関係

集中力がない人の特徴|仕事で集中力が続かない原因と対処法

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集中力がなくて困っていませんか?

「仕事を頑張りたい!」という意欲はあるのに、集中力がなくて困っていませんか?

仕事中なのに、すぐに違うことを考えてしまったり、眠気で頭がボーっとしてしまったり、集中力が続かないことで悩んでいる人は、意外とたくさんいるんです。

そこで今回は、集中力がない人の特徴や、集中力が続かない原因と対処法についてご紹介します。

集中力があれば仕事がサクサク終わり、プライベートな時間を楽しむことができますよ!

集中力がない人の特徴

集中力がない人には、ある共通した特徴があります。自分に集中力がないと感じている人は、ぜひ以下の項目をチェックしてみましょう。

飽きっぽい

飽きっぽい性格の人は、1つのことを最後までやり遂げることが苦手です。そのため、何かの作業をはじめても、途中で集中力がなくなってしまうのです。

また、飽きっぽい人は、気分の浮き沈みがはげしい人も多く、目の前の仕事に集中できません。

たまに気分が良いときは、集中力を発揮できる場合もありますが、気分が落ち込んだり、飽きてきたりすると作業効率がガクンと下がります。

優柔不断

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優柔不断な人は、そもそも何に集中すれば良いのか決断できないので、集中力が散漫になりがち。1つの作業ををはじめても、ほかの作業のことが気になり、意図せずマルチタスクになってしまうのです。

また、仕事の優先順位を決められないので、どの仕事から始めれば良いのか迷ってしまい、決断に時間がかかってしまうのも特徴です。

時間にルーズ

時間にルーズな人は、集中力がない人の特徴の1つ。時間に対する意識が弱いので、時間を区切らずダラダラ作業を続けてしまいがちです。

また、どれくらいの時間がかかる作業なのか「時間配分」ができず、期限ギリギリになって焦ってしまいます。

そして、結果的に期限に間に合わなくなり、「時間にルーズな人」という印象を与えてしまうのです。

時間を決めて作業にメリハリをつければ、集中力のある状態で仕事を進めることができるでしょう。

物事を先送りにする

集中力がない人は、「めんどくさい」とか「やりたくない」という理由から、物事をすぐに先送りにしてしまう特徴があります。

その理由は、物事に対して「危機感」がないから。

子どもの頃、夏休みの宿題をギリギリまでやらなかった人に当てはまりやすいでしょう。タイムリミットが遠くにあると安心してしまい、つい怠け心が出てきてしまうのです。

そのため、期限ギリギリにならないと集中力を発揮できません。

ギリギリになれば集中力を発揮できるのですが、これがクセになってしまうと、日頃から集中力をコントロールできなくなります。

計画を立てるのが苦手

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集中力がない人の特徴は、計画を立てるのが苦手なことです。目についた仕事から始めてしまうと、段取りができていないので途中で効率が悪くなり、集中力が切れてしまうのです。

最初は、効率よく仕事を片づけようと思っても、無計画にマルチタスクにするため、いつも焦っていて余裕がない状態。

すると頭がパニック状態になり、気が散漫になってしまうのです。

本人は集中しているつもりでも、実際には気が散漫になっているので、効率は良くありません。まずは、集中力がないことを自覚することが大切です。

集中力が続かない原因

集中力が続かない原因は、生活習慣や心理状態などさまざま。行動のクセなども関係しているので、毎日の生活を見直してみると解決のヒントがあるかもしれません。

休憩をとらない

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人の集中力は、そう長くはもちません。そのため、定期的に休憩をとらない人は、集中力が続かない原因になります。

休憩をとってしまうと仕事が中断され、集中力が途切れてしまうと思い込んでいる人もいます。

しかし、長時間作業を続けると、確実に集中力は途切れやすくなり、結果的に効率が悪くなってしまいます。

悩みがある

プライベートなどで悩みがあると、仕事をしていてもそのことが気になって集中できなくなります。

また、仕事に関する悩みがある場合でも、目の前の仕事に集中できなくなってしまいますよね。

悩みやストレスを抱えていると、精神的に疲れてしまい、自律神経に乱れが生じます。すると集中力が続かなくなってしまうのです。

今抱えている不安や悩みは紙に書き出しておいて、いったん頭の中から消しましょう。また、あとで考えれば良いのです。

わからないことがある

仕事で集中力が続かない原因は、今やっている仕事にわからないことがあるからです。

理解できる仕事をしているときは、サクサク作業が進んでモチベーションも高い状態で取り組むことができます。

しかし、わからないことがあると作業が進まなくなり、集中力を持続させることがむずかしくなってしまうのです。

とくに、苦手分野の仕事をしているときは、楽しいと感じることができないため、集中力が低下しがちです。

わからないことは誰かに聞いたり、他の人に頼める仕事であれば頼んでしまいましょう。わからないことを調べる時間を区切って、メリハリをつけるのもオススメです。

食生活に問題がある

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集中力が続かない人は、食生活に問題があることが多いです。

食生活が乱れていると、脳のエネルギー不足になったり、眠気が強くなったりして集中力が続かなくなるのです。たとえば、以下のようなことに心あたりはありませんか?

  • 食べ過ぎ
  • 朝食を食べない
  • 糖質の摂りすぎ

食事を食べ過ぎると、食べ物を消化するために胃に血流があつまり、脳の血流が低下します。すると脳のはたらきが悪くなり、集中力が続かなくなってしまうのです。

また、朝食を食べないと、脳のエネルギーである「ブドウ糖」が不足した状態になります。

これは血糖値が下がった状態なので、眠くなったり、頭がボーっとしてしまう原因になります。

さらに、糖質の摂りすぎは、血糖値の急降下を招き、強い眠気を引き起こす原因に。当然集中力も続かなくなり、仕事に支障をきたすこともあります。

このように、食生活は集中力と深く関係しているので、食生活を見直してみましょう。

睡眠不足

睡眠不足で仕事中に眠くなってしまうと、当然集中力が続かなくなります。睡眠不足の状態だと、体の疲れも取れないし、脳のはたらきも悪くなります。

すると、集中力や決断力が鈍り、注意力も散漫になります。

集中力を発揮するためには、脳の疲れも、体の疲れも解消することが大事。そのためには、良質な睡眠が必須なのです。

まわりの雑音が気になる

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どこで仕事をしても、何かしらの雑音がしますよね。

家で仕事をすればご近所さんの声や物音がしますし、オフィスで仕事をすれば同僚などの話し声やキーボードをたたく音などがします。

そんな雑音が気になってしまうと、仕事に集中できなくなってしまいます。

自分では気にしていないつもりでも、脳が無意識に雑音を感知して、集中力を乱してしまうことがあるのです。

もし可能であれば、ヘッドホンや耳栓などをして、まわりの音をシャットアウトしましょう。

マルチタスクで1つの作業に集中していない

最近よく話題になる「マルチタスク」。複数の作業を同時進行で行い、効率よく仕事を進めていく方法ですが、うまくやらないと逆に効率が悪くなります。

効率が悪くなると、集中力が切れてしまうのです。

複数の作業を同時に行う場合、頭に複数の仕事がある状態になるため、1つの作業に集中できなくなります。

すると、結果的にどちらも中途半端になってしまうことがあるのです。

このような場合、集中力の低下がミスにもつながるため、マルチタスクが向いていない人は、1つの作業に集中して進めていくほうが良いでしょう。

興味のない仕事をしている

興味のない仕事をしていると、脳が活発にはたらかなくなり、集中力が続かなくなります。

脳は楽しいことが大好きで、自分が楽しいと思える作業にしか集中力を発揮してくれないのです。

すべての仕事を楽しんでやることは不可能だと思いますが、できるだけ目の前の仕事に、楽しみを見つけていくことが大切です。

集中力が続かないときの対処法

では、集中力が続かないときには、どのように対処すれば良いのか見ていきましょう。「もっと集中力を高めたい!」「集中力がないのを改善したい!」と思っている人は、ぜひ実践してみてください。

目の前の仕事に集中する

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集中力が続かないときの対処法は、目の前の仕事に集中することです。1つの作業を選んだら、その作業に集中するクセをつけましょう。

いろいろな作業を同時に進行させると、1つの作業に集中できなくなります。

あえてマルチタスクにする

集中力がない人は、1つのことに集中しつづけるのが苦手です。そのため、あえてマルチタスクにすることもオススメの対処法。なぜマルチタスクが良いのか?

1つの仕事に長く集中できないのなら、20分ごとに仕事内容を変えるのです。仕事内容がコロコロ変わることで、飽きずに1日仕事に集中することができるようになります。

たとえば、書類整理に20分かけたら、次に調べものに20分、メールチェックと返信に20分というように、短く区切って複数の仕事を進めていくことで、それぞれの仕事に集中することができます。

向き不向きがあるので、自分に合った対処法を実践してみましょう。

作業スペースを整理整頓する

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集中力が続かない人は、作業スペースがゴチャゴチャしていることが多いです。机の上がゴチャゴチャだと、頭の中もゴチャゴチャになり、考えがまとまらなくなります。

また、気が散るものが机の上に置いてあると、意識がそちらへ向いてしまい、集中力が途切れやすくなります。

たとえば、スマホがあるとSNSなどをチェックしたくなりますし、食べ物があるとニオイが気になったり、食べたくなったりして集中できなくなります。

仕事をはじめる前に、まずは作業スペースを整理整頓することで、仕事に集中しやすくなりますよ。仕事に関係のないものは机の上に置かず、きれいにしておきましょう。

休憩をとる

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集中力が続かないのは、休憩をとらずにダラダラ仕事を続けてしまうからです。「集中力が途切れたな」と思ったら、休憩をとるようにしましょう。

多くの人の集中力は、40~50分程度と言われています。最長でも90分が限度と言われているので、それくらいを目安に休憩をとると良いでしょう。

「そんなに休憩とれないよ」という人は、トイレに行ったり、飲み物をとりに行くだけでもOK。

席を立つだけで気分転換になり、適度な休憩になります。休憩は3~5分程度でOKです。

◆仮眠をとる

それでも集中力が続かない場合の対処法は、仮眠をとること。20分程度の仮眠をとることで、頭がスッキリして仕事に集中しやすくなりますよ。

20分以上の仮眠をとると、逆に頭がボーっとすることがあるので気をつけましょう。

睡眠をとる

睡眠不足だと頭がボーっとして、集中力が続かなくなります。そのため、日頃から十分な睡眠をとるようにしましょう。

睡眠がしっかりとれていれば、集中力が低下する原因である眠気がなくなり、脳のはたらきが活発になります。

脳の休息に必要な睡眠時間は、7~8時間だと言われています。睡眠は、脳だけでなく体の疲労も回復させてくれます。

体が健康でないと集中力を発揮できないため、集中力を高めたいなら、睡眠をしっかりとるようにしましょう。

食生活を見直す

集中力が続かないときの対処法は、食生活を見直すこと。栄養バランスの良い食事を摂るのはもちろん、とくに朝食はしっかり摂るようにしましょう。

朝食でブドウ糖を補給しておけば、脳のエネルギーが満タンになり、仕事に集中できるようになりますよ。

また、糖質の摂りすぎに注意し、血糖値のアップダウンが激しくなりすぎないようにすることも大事。

血糖値のアップダウンをゆるやかにするには、白米よりも玄米、うどんよりも蕎麦を選ぶようにしましょう。

糖質の吸収がゆるやかになれば、血糖値の低下もゆるやかになり、集中力が持続しやすくなります。

集中力を高める食材を摂る

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集中力を持続させるには、集中力を高める食材を摂ることもオススメ。

脳を活性化させ、集中力を高める食材は、DHAが含まれる「青魚」・レシチンが含まれる「大豆製品」・ビタミンB12が含まれる「卵」などです。

スケジュールを立てる

集中力が続かないときの対処法は、スケジュールを立てて仕事をすることです。

時間を決めて仕事を区切ったり、優先順位をつけて仕事を片づけたりすると、メリハリのある仕事ができ、集中しやすくなります。

また、期限を決めて危機感を持つことも有効です。

今日やるべき仕事をリストアップして、「これだけは絶対に今日中にやる」と目標を設定することで目的意識が生まれ、達成感を得やすくなります。

時間内に終わればモチベーションもアップし、集中力が持続しやすくなります。

「仕事量」よりも「時間」でメリハリをつける

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期限を決めて、一定の仕事量を片づけるのも効果的ですが、仕事量ではなく「時間」で区切るのも効果的です。

仕事量で区切ると、仕事を終わらせることばかり気になり、結果的にダラダラ仕事をしてしまいがちに。

すると、集中力は低下します。また、仕事が早く進まないことにストレスを感じて、集中力が低下してしまうことも。

そのため時間で区切って、キリが悪くても一旦休憩しましょう。休憩をとることで頭がリセットされ、また仕事に集中しやすくなります。

そして、結果的に仕事が早く片づき、仕事量の目標も達成することができます。

集中力がない人は自分に合った対処法で集中力アップ!

集中力がない人の特徴、集中力が続かない原因と対処法についてご紹介しました。現代社会は情報にあふれていて、集中力が散漫になりがちな環境です。だからといって、仕事に集中できないと成果も上がらず、それがまたストレスになり、体調やメンタルもくずれてしまいます。

そもそも体が健康でないと集中力が続かないので、まずは生活習慣を見直してみましょう。そして、集中力が続かないときの対処法も実践しながら、集中力を高めていきましょう!